Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

プエブラ栄誉州立自治大学
2018年9月号 経営学部 Y.Y

環境について

BUAPは総合大学なので、様々な学部とキャンパスがあります。私は言語学部に所属しているので、言語学部の授業を受けるためにFacultad de lenguasというキャンパスとEspañol para extranjeroという外国人のためのスペイン語の授業を受けるためにCUというキャンパスに通っています。CUは多くの学部が集まっており、比較的新しいのできれいで敷地がとても広いです。Facultad de lenguasは言語学部しかないので、大きいキャンパスではないですが、その分友達をすぐ見つけることが出来るので、いつも授業終わりに友達に会いに中庭に行きます。またカフェテリアもあり、そこではジュースやお菓子、ハンバーガーやタコスといったものが多く販売されているので、私はお昼ご飯をそこで買っています。しかし言語学部のキャンパスの周りは少し危険らしいので、夜遅いときは気を付けてください。

私は現在ホームステイをしており、CUから徒歩10分の所に住んでいます。Cámionと呼ばれるバスがありますが、私は乗るだけで疲れるので、住む場所はできるだけキャンパスに近い場所をおすすめします。BUAPの日本人の先生が私のホームステイ先を探してくださり、非常に良い場所を見つけてくださりました。BUAPに留学する場合はかなりお世話になると思います。いつも助けてくださるので、安心して留学生活を送ることが出来ます。

 

1か月経って思うこと

メキシコに着いてからは毎日が驚きの連続でしたが、今はその状況に慣れてきました。私の留学期間は実質10か月なので、気づいたらあっという間の留学生活になると思います。すでにもっとメキシコに滞在したいなと思うぐらいにこの国が大好きです。とにかくメキシコ人は温かい人が多く、すぐに友達ができます。また、友達の家に連れて行ってもらうことも多く、家族ぐるみで交流のある友達もいます。「ここはあなたの家だからいつでも来なさい」といわれた時には本当に感動しました。日本だとここまで親切にしてくれるところは中々ないと思うのと同時に、メキシコ人は日本人が今失いつつある何か大事なものを持っているのではないかと感じました。

しかし街へ出かけると、この国の様々な問題を読み取ることも出来ます。凸凹の道路や靴磨きの少年、幼い子供を抱えながら物乞いをする人々が町中の至る所にいます。日本だとほとんどない光景に衝撃を受けました。私が日本で大学教育をうけて、さらには留学もしている環境が、どれだけ恵まれた状況にあるかを再認識し、将来はこのような人々に少しでも力になれるような仕事をしたいと思いました。

やはりヨーロッパやアメリカなどと違い、情報量が少ないために留学することを躊躇しやすいのではないかと思いますが、その分、実際に自分の目で見て、確かめることが出来るので、とてもいい経験だと私は思います。