Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

米国仏教大学院
2012年12-1月号 文学部 Y.K

休暇のすごし方

~クリスマスとニューイヤー~

 

12月のおわり、20日前後から、2月4日まで、大学院はお休みでした。この休みを利用して、遠方にいく友達もいましたが、私は子供たちと、バークレーですごしました。

 

こちらのクリスマスは、子供のあるおうちでは、家の外に可愛いイルミネーションをつけているところが多く、散歩するだけでも楽しかったです。日本とはちがいクリスマスに、恋人とデートする雰囲気はありません。

できるだけみんな遠方にいても、家族のもとにもどり、休日をすごすのが習慣のようです。

ごちそうも、感謝祭のようにターキーを焼くところもあるし、チキンやローストビーフを焼くところもあるようです。

とにかく、みんな台所に、大きなターキーがまるまる入るようなオーブンがあるのには驚きます。

そして、大きな肉を焼くのは、どこも父親がするときまっているようでした。お父さんが楽しそうに台所にたっている姿が素敵でした。

わたしの下の娘は小学校にかよっているのですが、クリスマスにはクラスでパーティがありました。

プレゼント交換もあり、最初から先生からこっそり、だれのプレゼントを用意するか指定されます。

その子の喜びそうなものを考えて送るのは、なかなかよいものだと思いました。

先生にもなにかプレゼントを用意します。

そして親はなにか、食べ物をシェアできるように、もっていきます。

こちらのパーティは食べ物をシェアすることが多く、そのときにセンスや料理の腕もみられるようなので、いつもはりきってしまいます。今回は、マーブルチョコのリングケーキをやいてもっていきました。

こどもたちのプレゼントをわくわくあける姿はとてもかわいかったです。

 

24日は、GTUの授業で友人になった、神父さんの教会のミサにいってきました。

彼はカトリックの神父です。24日は、家族のためのミサが4時から、大人むけの静かなミサが8時からあるとのことでした。わたしは、子供も楽しめるように4時からのミサにだけ参加しました。

4時前から、教会にはぞくぞくと人が集まってきました。入り口のところでは、全員にキャンドルがくばられます。

パイプオルガンの美しい音楽とともに、ミサがはじまりました。かわいい天使の衣装をきている子供たちがたくさんいてキリストの生誕の劇をしてくれました。6つくらいのパートにわけられ、間でわたしたちも立ち上がり、賛美歌を歌います。

キリストが生まれるところでは、みんなでキャンドルをまわしつけます。そして、イエスがうまれたことを、みなで喜びあい、みんなで握手をしあいます。最後に順番に前方へいき、神父に祝福をしてもらいます。

赤ワインとパンを用意して、神父さんたちが立っています。近づいていくと、グラスにはいった赤ワインをくださり、パンをひとかけらいただけます。赤ワインはキリストの血であり、パンはキリストの体です。

キリストの身体をいただくことで、心からエネルギーに満ちあふれることができるそうです。

小さいときから、このような宗教教育をうけ、神に対する信仰を育てていくのだな、と感じました。

神父さんも白と赤の美しい衣を着ておられるし、すべてがとても美しかったです。

夜には近所の教会で夜8時から、ゴスペルの演奏があるので聞きにいきました。そこは、プロテスタントの教会です。

キリストの誕生物語を牧師さんが交代でよみ、その間にゴスペルの合唱がありました。

クリスマスの夜におごそかに歌声がひびき、とてもここちよいものでした。

こちらでないと体験できない、すばらしい体験ができました。どこの教会でもとくにクリスマスでは、どんな人でも参加しやすくなっていました。みなさんのウエルカムな雰囲気がすばらしかったです。

一方、ニューイヤーは、日本のようにあまりさわがれることもありません。

日本のように、師走で忙しい!という雰囲気もありません。

新たな年をむかえる、という重々しさもないように感じました。

お店もどこも1月2日からはあいています。

おもちは売っていたので、唯一お雑煮だけは作って、いつもよりもあっさりと、お正月を迎えました。