Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

米国仏教大学院
2012年11月号 実践真宗学研究科 K.F

《試験について》

私はこのセメスターでは4つのクラスを受講しました。テストではなく、全てファイナルのペーパーとしてレポートを提出しました。テストはありませんでしが、英語のレポートということで2週間はドームから出ずに、書籍とパソコンとにらめっこでした。レポートの時も先生や友人がアドバイスをくれて、何とか期限内に提出することができましたが、つらい2週間となりました。

Works of Shinran I (Fall 2012) Instructor:David Matsumoto 月曜日 18:30~21:00 *オンラインの講義(Skype)

講義で取り上げたことをテーマとして自分で選んで、A4で8枚以上のペーパーを提出でした。私は六字釈を取り上げて「南無阿弥陀仏」とは何か、ということにについて書きました。最終の提出日は12/14で先生のメールアドレスに添付するという形でした。

Introduction to Shin Buddhist Thought (Fall 2012) Instructor:David Matsumoto 火曜日 14:10~17:00

浄土真宗に関することを自分で選んで、A4で8枚以上のペーパーを提出でした。テーマは「妙好人」について書きました。この講義では月に二回、生徒のプレゼンがあります。そこではわたしは仏教における”Salvation”「救い」について発表しました。レポートでも「救い」について言及したかったのですが、あまりに範囲が広いために、テーマを変えてレポートを提出しました。しかし、プレゼンテーションではとても面白いディスカッションのテーマとなり、仏教における「救い」についてさらに深く考える機会をいただきました。

Psychological Aspects of Buddhism II (Fall 2012) Instructor:Daijaku Judith Kinst 木曜日 09:40~12:30

この講義では、講義の中で取り上げられたことと関連させて、自分でテーマを選んでレポートをA4で15枚程度、書くというものでした。私は真宗者における心の変化ということで、親鸞聖人、妙好人を取り上げた内容のレポートを書きました。

Independent Study (Fall 2012) Instructor:David Matsumoto 不定期(隔週)

この講義は自分の研究の分野のものを自分で調べて提出でしたので、修士論文にしようとしていた”Dharma school”「日曜学校」についてのアメリカの浄土真宗の日曜学校の歴史をまとめました。

 

《治安、危険を感じたこと、トラブル等について》

治安が良いとは決して言えませんが、悪くはないと思います。私自身が危険な目にあったことはまだありません。しかし、危険と言われるストリートや場所にはなるべく近づかないようにはしています。また、日が沈んでからは特に気をつけています。夜遅くなった時は誰かに送ってもらうようにしています。また、夜遅く帰る時はドームの友人の誰かには連絡しています。カリフォルニア大学に通う友人の話では、近くの駅で昼間に銃を突きつけられて、パソコンを奪われた、という話も聞きました。また、GTUから時々、ひったくりが発生したとの連絡もはいります。

 

《交通機関》

バークレー内を出歩く時は基本的に徒歩で十分かと思います。しかしサンフランシスコや少し遠出する時は、バスや電車等の交通機関を使います。バークレーとサンフランシスコ間の電車のことをBart(バート)と言います。切符を買って乗車する仕組みは日本と同じですが、券売機でのおつりは全てコインでかえってきます。それがちょっと面倒だと思い、私はClipper(クリッパー)というチャージ式のカードを使い始めました。薬局やスーパーにカードは売っていて、購入後は自分で駅の券売機でチャージできます。このClipperはバスにも使用できて、大変便利です。こちらのバスでは小さいお金しか使えません。両替機もないので、バスに乗る前には自分の財布をチェックしてから乗る方がいいかと思います。バスの料金は2ドル〜セントというとても微妙な額でClipperを購入していないうちは現金で払っていました。一度コインをもっていなくて、困っていたら運転手さんに「$2でいいよ」といわれました。他の人でも$2しか払っていない人もいたので、その辺は曖昧なのかな、と勝手に思っています。また、バスや電車には自分の自転車をそのまま持って入ることが出来ます。電車には自転車用の場所も設置されています。バスは車内ではなく、バスの車体の前方部分に自転車を乗せるところがあり、みんな自分で積んだりおろしたりしています。