授業紹介① linguistcs201
私はこちらの大学で4つ授業をとっていますが、その中でも1番好きな言語学の授業について今回紹介したいと思います。この授業では、言語の構成を5つの分野(音声、音韻、語形、統語、意味)から分析します。分析する言語は主に英語で、発音記号や構成のルールなどを学び、単語をどう発音するのか、なぜこういう綴りになるのかなど論理的に英語についての理解が深まります。今まで学んだ中で特におもしろかったのは音声学で、英語以外にも様々な言語を取り扱いました。たとえば、日本語のRとLの発音が話題になったり、ラテン語やイヌイット語など世界各地の言語を音に分解し、構成の規則を探してパターン分けしたりました。Linguisticsの授業は、記号や規則を理解するだけでなく、それらを実際に使って表記できるようにならないといけないので、暗記がかなり多く、それに応じて課題がたくさん出されます。テスト形式も論述や図を書くのがほとんどで少し大変ですが、知っていると役立つ内容なので楽しく学んでいます。201の授業では、主に言語の構成を学びますが、次のセメスターで、歴史的社会的な言語の変化を学ぶlinguistcs203があるので、それを続けてとろうと思っています。
カルチャーショックについて
まず初めに、こちらの学生の学ぶ意欲に驚きました。こちらの授業では資料が配布されません。なので、みんな授業にパソコンを持っていってパワーポイントをダウンロードしたり、事前に授業内容を確認し予めプリントして授業に備えます。授業中は200人以上のクラスでも誰も私語せずとても静かで、何か質問があるとそのたびに積極的に発言します。どの授業もたいてい少し早く終わり、授業後にも質問の時間をもらえ、毎回たくさんの学生が教授の前に並んでいます。また、授業では出席を一切とらないので、必然的につまらない授業は出席率が下がるため、教授も熱狂的に講義されているように感じます。
休日になると店もレストランも早く閉まります。特にカルガリーのダウンタウンは、ビジネス街なので休日はどこも空いていません。さらに、祝日に電車が動いてないこともよくあり、かわりにバスが巡回したりします。休日だからこそ出かけるというよりは、休日はみんなうちでゆっくりする日という解釈があるのかもしれません。
CISSAについて
カルガリー大学内にあるCentre for International Student and Study Abroad(CISSA)という国際センターについて紹介します。CISSAは、留学に興味を持った現地の生徒や留学生が集まるところで、龍谷大学でいう国際部のようなところです。CISSAでは毎月たくさんのイベントを留学生に提供してくれ、それらのイベントに参加することによって、他の留学生とも交流することができます。私は今までにスケート、バンフ旅行などに参加し、今月はハロウィーンパーティーもありました。日本でハロウィーンを祝う習慣はあまりないし、仮装にも初めは少し抵抗がありましたが、いざ参加するとすごく楽しくて、コスチュームを褒め合うことをきっかけに友達が増えました(笑)学校に通い授業を受けるだけでなく、多くの人と交流し楽しむことも留学のコンセプトだと思うので、これからもCISSAの場を十分に利用してたくさんの人に出会いたいと思います。