Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

カルガリー大学
2023年12月号 文学部 K.M

➀治安、危険を感じたこと、トラブルについて

 カルガリーは、カナダで四番目に大きな都市だそうですが、一生ここに住みたいと思うことができるくらい、基本的にはとても治安のいい場所だと思います。こちらで生活し始めて四カ月ほど経ちましたが、実際に自分自身の身に危険を感じたことは今のところ、特にありません。カルガリーの人はとても優しく、どんな質問をしても、1ミリも嫌な顔をすることなく、必ず笑顔で答えてくれます。また、いつも買い物をする大学の周辺のスーパーでは、初めて会う人が話しかけてくれ、色々な話を聞かせてくれることもよくあります。カナダのどこが好きかと聞かれると、私は毎回、「人!」と答えるくらい良い人々にしか出会っていないのですが、カナダ人全員が親切なわけではなくて、カルガリーの人だけだよ、と言われることも多いです。

 ただ、夜遅い時間や早朝のC-trainは危ないそうです。ある日、ハウスメイトと家に帰っていると、C-train内で、人がナイフで刺されたというニュースが入ってきました。C-trainは、私が友達と遊びに行くときのメインの交通手段だったので、驚きを隠せず、こういうことは多いのかと尋ねたところ、週末の夜遅い時間、特に深夜を過ぎれば増える、と教えてくれました。また、私の友達は毎朝1時間かけてC-trainで通学しているそうなのですが、いつもより早めに学校に行こうとしていた彼女以外に、午前6時のC-trainに乗っていたのは、クスリをやっている人やホームレスの人々だけだったそうです。

 

➁クリスマス

 カナダでは、クリスマスはとても大きな行事で、ほとんどの人が家族と過ごしていました。私のハウスメイトも、対面での期末試験が終わるとすぐに家族のもとに帰ってしまいました。クリスマス当日はもちろん、その前後の日も休業日となるお店もありました。私がいつも利用しているスーパーマーケットは、25日が休業日となり、その前後の24日と26日はいつもよりも4、5時間ほど営業時間が短縮されていました。また街の至る所にクリスマスツリーが飾られたり、公共の建物だけではなく、一般の家々も電飾されたりしていました。

 11月頃から、私が一人で寂しくクリスマスを過ごすことになるのではないかと心配してくれた周りの友達が、クリスマスはどう過ごすのかと聞き始めてくれ、そのうちの一人の家族のホームパーティーに招待してもらいました。そのパーティーは、三十人規模のポットラック(potluck party)で、招待されている側も食べ物や飲み物を持ち寄ってみんなでシェアするパーティーでした。ポットラックに参加するのは初めてだったので、何を持っていけばいいのか尋ねたところ、招待してくれた友達が、持ってくる食べ物が被らないためにも他の参加者に何を持ってくるのか聞いてくれ、フルーツを持ってくる人がいなかったので、私にブドウとイチゴを持ってくるように指示してくれました。いろんな料理を楽しめただけでなく、たくさんの人にも出会えて、とても楽しいクリスマスを過ごすことができました。