Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

カリフォルニア大学 デービス校
2013年12月号 理工学部 S.H

・授業紹介

私は、研究員としてUCDに派遣留学しているので、学校の授業を取りませんでした。UCDの方から8単位までの授業を取ることが、認められているのですが、日本の単位に変換できないので授業を取らないことにしました。ただし、授業に参加することはできるので、様々な授業に参加しています。大学院の理系の授業をメインに参加していますが、たまに大学生の授業に参加して、様々な経験をしています。私が印象に残っている授業を二つここで、紹介します。

・企業等からの会社紹介

これは授業というより、説明会のようなもです。毎週この講義は行われています。例をいくつか挙げると、アメリカの航空企業の材料解析や、戦闘機、ロケットなどの製作や、FBIによる防犯の話などです。内容は、様々な企業の方がUCDに訪れ、自分の会社について話をし、自分の会社はこういうことをやっているから、こんな人材が必要だというのを学生のみんなに伝えていたので、就職活動の一環みたいだなと思いました。特に、興味深かったのが、戦闘機やミサイルを作っている企業とFBIの話です。軍事物を作っていることから情報漏えいを危惧し、純アメリカ人しか働くことができないと聞いてさすがアメリカだと思いました。次に、FBIの話です。映画でしか見たことないような人が訪れてきて、見た瞬間にこれこそアメリカというバカな気持ちになったのを覚えています 笑。内容は、外国人が、アメリカ人の大学生に多額のお金を払うのでFBIに就職したら情報を売ってほしいというスパイ工作をしかけるという内容でした。FBIによると、情報を漏らす事を目的でFBIに入る時点で、逮捕されるとの事でした。日本では、経験できない話だったので、面白かったです。

・日本語授業のTA

UCDには、日本語の授業があります。日本の先生が、授業を行っています。この学科では大学院生が少なく、TAをできる人が少ないので、日本の留学生にTAを頼むことが多々あります。このTAをやるには、誰かから紹介してもらうか、Extentionの授業を取っていると募集があったり、後は、自分で先生のとこにいき話をするかです。このTAをやれば、現地の学生と友達にもなれます。また、相手の学生は、日本語を勉強していので、お互いが言語を教える形になるので、英語力向上につながります。

授業のシステムなんですが、僕はすごくためになると思います。

日本では、一つの授業は基本90分週1コマですが、アメリカでは50分授業で、週3~4あるいは、毎日といったペースであります。なので、日本の週1コマと違いその授業に関して触れる機会が多くなるので、勉強しやすいなと感じました。実験なのは、6時間週1コマであったりします。

・試験について

私は、正式に授業を取っているわけではないので、テストを受けることができません。しかし、テストについての情報は知っているので報告します。基本的にテストは大きく分けて中間と期末の二つと、時々授業で行われるクイズと呼ばれる小テストです。クイズは前回の授業の内容から出題され、出席点としてもカウントされます。日本とあまり変わりません。ただ、この情報は理系の授業に関してなので文系の授業に関してはわかりません。

ここで、自分の感じた事を少し書きたいと思います。まず、日本の大学と違う所は、生徒達の勉強に対する取り組みです。様々な国から勉強しに来ているので、みんな必死に勉強しています。宿題も多数出されるので、平日はみんなで宿題をやったり、勉強を教えあったりしています。また、図書館は24時間あいているので勉強する環境が整っています。単位を取るためだけでなく、自分のために勉強しているよう見えました。次に、こちらの授業履修は、学年が上の人から優先のため、日本のように早い段階で、授業を取り終えることができません。なので、みんな必死にがんばっているように思えました。

 

※前回載せられなかった、友達の写真を載せます。