ハワイには日本人や日系人が多く住んでおり、日系スーパーが多くあり、日本の製品や食料品を簡単に購入することができます。しかし、やはり日本で購入するよりは高値になっています。日本のものとこだわらなければ、大型スーパーで多くの日用品を安価で購入できるので、毎日の生活で使うようなシャンプー類、洗剤、タオルなどは持ってくる必要はありません。衣服類も日本で買うよりも安く手に入れることができます。また、日本で一般的に着るような少し良い服は持って行っても全く着ることはなく、Tシャツ、ショートパンツにビーチサンダルといったラフな格好で生活しています。
日本から持ってきてよかったものは、携帯電話(アメリカ用SIMカード)、ノートパソコン、電子辞書、筆記用具、長袖の服、フォーマルウェア、折りたたみ傘です。携帯電話はハワイで購入することもできますが、私はハワイに到着後すぐに使用したかったのと、契約に時間がかかる場合があるということもあり、日本でアメリカ用のSIMカードを購入しました。月6000円で国際通話2時間という制限以外は使い放題で、米国内通話も何度でも利用できています。また、ノートパソコンはもちろん必要不可欠です。レポートやプレゼン用のパワーポイント、履修登録や課題など、授業でパソコンを使用しないことはありません。大学にパソコンを持って行く人も多いので、持ち運びしやすい小さめのパソコンを持っていく方が便利だと思います。電子辞書は、教授によっては電子辞書の使用許可をくれる試験もあり、また授業中携帯電話やパソコンの使用を禁止される授業もあるので、授業中は必須です。筆記用具、長袖の服、フォーマルウェア、折りたたみ傘はハワイでも購入することができますが、日本よりも性能はよくなく、服や靴のサイズによっては置いてない店があったり、高価であったりするので日本から持ってくることをお勧めします。ハワイは温暖な気候ですが、やはり冬場や朝晩は肌寒いので何か羽織るものやパーカなどが何着かあれば安心です。フォーマルウェアはパーティーやインターンシップなど必要な場面が何回かあるので、スーツとはいいませんが、ビジネスカジュアルの服を持って行くと便利です。
ハワイ大学には、RIO(Registered Independent Organization)と呼ばれるクラブが200弱ほどあります。日本のようにスポーツや音楽などの楽しんでするサークルが多数派ではなく、大学の学部に即した分野を研究し、学びを深めていくといったクラブが多数を占めています。私はその中でも、PATAとJCCというクラブに参加しました。
PATA (Pacific Asia Tourism Association)
PATAはアジア太平洋地域の旅行、観光業界の価値や品質を高め、開発と成長を促進させる学生団体です。HTA(ハワイ州観光局)、シェラトンワイキキホテル、ヒルトンタイムシェア、日本航空などへの現場視察、ゴミ拾いや洗車、マラソンのボランティア、ワイン試飲やディズニーランドワークショップなどといった様々な活動があります。観光学部の教授が顧問としてついており、移動中にも興味深い話を聞くことができました。また、映画鑑賞や会食、ピクニックやボーリングといった楽しいイベントも多く開催され、同じ観光産業に就きたいという志を持った学生と関わることはとても良い経験となりました。
JCC (Japanese Culture Club)
JCCは日本文化の促進、理解を広めることを目的としたクラブです。週に1回のミーティングで日本のゲームや映画を見たり、たこ焼きなどの日本食を食べたりして楽しみます。ミーティング外ではホノルル国際映画祭で日本の映画鑑賞、ピクニックや海水浴などといったイベントがありました。日本から来る短期留学生と一緒にゲームをして楽しんだり、日本文化デーでは折り紙やけん玉の仕方を教えたりしました。日本文化クラブだからといって日本人が多数を占めるわけではなく、日本のことが好きな現地の学生が多く参加していました。日本に興味のある学生がこんなにも多くいるのかと、大変感心し、日本人としての誇りをもって行動しなければいけないと改めて感じることができました。また、日本からではなく海外からみた日本への疑問点などを知ることができ、自分の知らない日本について更に調べてみたいと考えました。