Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

ヒューロン・ユニバーシティ・カレッジ
2012年11月号 文学部 Y.O

▽試験について

私は今学期に取っている授業の関係で、エッセイの提出や小テストはありましたが、大きな試験はありませんでした。日本でもそうですが、授業によって試験なのか、エッセイの提出なのか、または両方なのかが違います。試験も、全て選択式のものと、記述式のテストがあります。私と一緒に住んでいる日本人の友達の話ですが、試験前になってもどうしても授業の内容が理解できなかったので、何度も教授のところに質問や交渉に行っていました。交渉によっては留学生ということもあり、辞書の持ち込みを認めてくれるなどの考慮をしてもらえることもあるようです。また、こちらの学生は人にもよりますが、試験期間の一か月前くらいから試験に向けて勉強をしていて、私はいつも試験の一週間前くらいからしか勉強をした覚えがなかったので驚きました。日本では普段はアルバイトをしながら、試験直前に勉強をして試験に臨む学生が多いと思います。しかし、こちらの学生は普段から宿題が多く、授業についていくのにも予習や復習が必要で、その上、試験に向けて早くから勉強するなど、勉強に対する熱意の差を感じ、自分ももっと頑張らないとなあと刺激を受けました。

 

▽治安、危険について

ヒューロンの学内にいる限り、まず危険なことはないと思います。ヒューロンのinfo desk と言うところは24時間開いているので、カギを忘れて部屋の中に入れなくなったり、部屋の外がうるさい等のトラブルがあった場合など、何かあればいつでも対応してくれます。また、UWOの学内にも警察署はありますし、夜間に学校周辺をパトロールしているのをよく目にします。ロンドンは学生の町ということもあり、日中は一人で買い物に行っても危険を感じたことはありません。しかし、やはり夜に一人で出歩くのは危険だと思いますし、できるだけ避けた方がいいと思います。特に夜は、酔った人や、時にはマリファナをして気分がハイになっている人が歩いていることもありますので、友達と歩いていても、少し怖いなと感じることもありました。

また、先日友達何人かでトロントに行ったときの話です。クラブに行った際、入って5分もしない内に友達が鞄に違和感を感じ、すぐに確認してみると鞄に入っていたiPhoneが盗まれていたそうです。ロンドンのクラブでこのようなことは聞いたことはありませんが、特に夜間の外出や、人ごみの多い場所へ外出する際、自分の持ち物には十分すぎるくらいに気を付けた方がいいと思います。しかし、普段から気を付けていると、これといって危険なことはないと思います。

 

▽International activityについて

ヒューロンでは留学生のためのイベントが月に何度か設けられます。パーティーだったり、お出かけだったりと内容は毎回異なるのですが、毎月一回は必ずありますし、留学生ならだれでも参加できるので、出来るだけ参加することをお勧めします。Thanks givingやHalloweenのパーティーについては前にも書きましたが、他にも、留学生みんなで一つの大きなバスに乗せてもらって、トロントにあるWonder landという遊園地や、ナイアガラの滝、St Jacob’s Farmなど色んな所に行きました。一番最近あったアクティビティでは、アイスホッケーの試合に連れて行ってもらいました。

また、ヒューロンでは、Peer Guideといって、留学生とヒューロンの学生が一人ずつペアになって、連絡先を交換し、好きな時に会ってご飯を食べたりお喋りしたりと、龍谷大学でいうSpeaking Partnerのようなシステムもあり、こちらでの友達作りのサポートもしてくれました。私のペアの子は、来年に日本に留学予定の子なので、英語だけでなくたまに日本語で話すこともあります。日本に興味を持ってくれている人という安心感からか、私にとって一番話しやすいカナダ人の友達です。私は話すのが遅いし、よく聞き返すこともありますが、嫌な顔もせず笑顔で話を聞いてくれますし、寮にキッチンの無い私たちのために、よく手作りの料理を部屋まで持ってきてくれたりと、いつも私たち日本人を気遣ってくれる、すごく親切な友達にこのPeer Guideのシステムがあったおかげで出会えました。