Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

ヒューロン・ユニバーシティ・カレッジ
2012年12‐1月号 文学部 Y.O

冬期休暇について

ヒューロンではテスト終了とともに学生は寮から出ていかなくてはなりません。冬休み中は実家に帰る留学生の子もいましたが、留学生は希望すればヒューロンの学内にあるBrough Houseという場所に無料でステイすることが出来ます。ここにはキッチンがあるので休み前に食材を買っておけば、自炊もできます。また、希望者はクリスマスの時期に無料でホームステイを体験することもできます。  私は少し早く冬休みが始まったので、ホームステイポットラックというイベントで仲良くなったおばあさんのお宅に12月16日から19日までの4日間お邪魔しました。おばあさん、おじいさん、ひいおばあさんの家庭だったので、一緒にお料理をしたり、買い物に行ったり、テレビを見てお喋りしたりと、毎日のんびりと過ごしました。本当に良く接してくれたので、日本にいる自分の家族のことを思い出しました。そして、4日間お世話になったホストファミリーとお別れをしてすぐに、O’NeilからBrough Houseに引っ越しをしました。Brough Houseは建物は古いですが、二人一部屋で、それぞれの部屋にバスルームがついていたり、無線LANも通っているので、生活面で困ることはありませんでした。留学生だけで一つの家に集まり、色んなの国の料理をお互いに作ってご馳走しあったり、友達の誕生日パーティーをしたりと、ここでの生活もすごく楽しかったです。

旅行について

私は12月22日の夜からバスでNYに向かいました。アメリカ入国の際、ESTAは必須だと思っていたのですが、バスでカナダからアメリカに入国する際、ESTAは不要なようでした。大雪でバスが五時間以上遅れて、結局LondonからNYまで15時間くらいかかりましたが、London→Toronto, Toronto→NY間往復で約$200CADほどなので節約したい人にはバスの旅もおすすめです。しかし、雪でバスがキャンセルされることもあるので、時期によっては飛行機の方が安全かもしれません。そして、NYでは自由の女神やタイムズ・スクエア、メトロポリタン・ミュージアムなどテレビでしか見たことのない風景に感動しながら、観光や買い物を楽しみました。  そして、私はクリスマスの次の日に友達と別れて、JFK空港からSan Franciscoへ向かいました。昨年BIEで訪れてから、絶対にまた行きたいと思っていたので、今回の冬休みの間にドキドキしながらも一人旅することにしました。空港に着くと、BIEで知り合った友達が出迎えに来てくれていました。友達が“おかえり”と言ってくれた瞬間に、懐かしさと、ずっと戻ってきたかった場所に戻ってくることが出来たんだという嬉しさでいっぱいになったのを覚えています。そして、真っ先にJSCを訪れました。そこで私がどうしてもお会いしたかったドラモンド先生に再会することもできました。BIE中にたくさんお世話になった先生に再会した瞬間に言葉にならないほどの嬉しさが溢れてきたのを覚えています。先生の都合で少ししかお話する時間はありませんでしたが、先生のご退職前にBerkeleyでお会いできたことがすごく嬉しかったです。また、先生のおかげで、昨年お世話になったホストマザーとの再会を果たすこともできました。その後も、UC BerkleyやSan Franciscoの観光名所を訪れたりと毎日があっという間でした。  年末は友達のお家にお邪魔して、お料理を手伝い、友達の家族と一緒に鍋を囲んで新年を迎えました。そして、元日にお世話になった友達の家族と、San Franciscoにお別れをして、友達とLos Angelsへと向かいました。Losはカナダと違って、冬でもあたたかく、コートいらずでした。Losでは、友達がHollywoodの観光スポットやショッピングモール、ビーチなどいろんな場所に連れて行ってくれ、あっという間に帰国の日になりました。Losの空港で、この旅行の間ずっとお世話になった友人にお礼を言い、お別れをして、ロンドンへ戻ってきました。

旅行、留学生活を振り返って

今回の旅行の反省なのですが、私は12月に入ってからフライトやホテルなどを予約をしたので、安いものを探すのにすごく苦労しました。旅行などの計画は早いほうが選択肢も多いし、安く済むことが多ので、早くから計画することをお勧めします。また、アメリカに旅行に行く際は、トロントの空港からアメリカに行くよりも、ロンドンのダウンタウンから出ているAbout townというバスでデトロイトの空港まで行って、そこから飛行機に乗る方が安いことが多いです。カナダからの便で安いものもありますが、たいてい面倒な乗り継ぎが1、2回あったりするので、アメリカに旅行を計画してる方はデトロイトまでバスで行くことをお勧めします。  旅行から帰ってきて私は、自分の留学生活を振り返ってみました。1st termの最初は、慣れない英語や、自分を知らない人たちの中での1からのスタートという環境の変化に圧倒されていました。自分の英語力の乏しさのせいで、発言に自信を持てずに、言いたいことがあっても黙っていたこともありました。こちらでの生活に慣れてきてからは、目標も持たず、ただ毎日を過ごしているだけでした。しかし今回、自分が交換留学に挑戦したいと思うきっかけとなった場所に戻ってくることで、自分がなぜ交換留学で、なぜロンドンのヒューロンを選んだのかということの意味を改めて考え直す良い機会になりました。カナダでの生活も、目標もなく過ごしている間に半分が終わってしまいました。しかし、考え方を変えると、まだ半分も残っています。なので、残りの留学生活は目標を持ち、1日1日を大切にしていこうと思えることが出来たので、今回の旅行は私にとって本当に意味のある旅行でした。