現地の学生・友人につて
まず現地の学生については、自分が予想してた以上に、社交的な人が少ないことです。自分の関わった学生がたまたまそのような性格だっただけかもしれませんが、少なくとも自分は、現地の学生についてそのような印象を持ちました。しかし比較的頭のいい子が多いので、勉強の面などではいい意味で刺激を受けますし、グループワークなどでは非常に頼りになる学生が多いイメージです。またルームメイトの一人が現地学生ですが、あまり外に遊びに行っているところを見た事がありません。学生の街なのにもかかわらず、学生が室内にこもっているという点については、少し驚きました。
そのような環境でも、現地学生の友人は自分から動けば多くできたと思います。その中でも、JSAという日本に興味を持った学生が集まるサークルに参加していたため、友人も多くできました。こちらの生活で友人と呼べる人はほとんどがJSAでできた友人です。日本に興味を持っているためか積極的に話してくれたり、学内外のいろいろなイベントに誘ってもらい、その都度いい思い出ができました。こちらにいる間に勉学以外でもたくさんの経験をしましたが、JSAの友達がいなければ、経験できなかったことも多くあったと思います。そのため、留学を経験する人すべてにできるアドバイスとしては、なにかサークル活動に参加することが、自身の留学をより良いものにする一つの要素になりうるということです。
JSA について
先ほどの話でも少しだけJSAについて話しましたが、JSAとはジャパニーズ・スチューデント・アソシエーションの略で、公式メンバーは20人ほどです。公式メンバーとは、サークルに参加する際に、5ドルほどのお金を払ったメンバーのことを言い、公式メンバーでない人を合わせると30人ほどになります。メンバーの中には日本での留学を経験した学生もいて、日本語が驚くほど達者な学生もいます。またカナダで生まれた日本人学生や、家系に日本人のルーツを持っている人などもおり、比較的小さいサークル活動ではありますが、非常にアットホームで沢山いい経験ができるサークルだと感じています。
毎週月曜日に集まりがありますが、自分は参加できる日にはすべて参加しました。その月曜日の活動では、 サークルは二つのグループに分かれます。一つは日本語が達者なグループ、もう一つは日本語の勉強をし始めた初心者グループ。初心者グループでは現地のカナダ人学生が日本語を初心者の学生に教えていましたが、感心するほど的確に授業が行われていました。月曜日以外の活動は、基本的に不定期で開催され、みんなでトロントに行ったり、アイスホッケーの試合を見に行ったり、アーケイドゲームをしに行ったり、ただ単に誰かの家に集まったりしました。今ではそのすべてが自分の中でいい経験になっていると感じます。そのため、もしHuron University Collegeに留学を希望するならば、このサークル活動に参加することをお勧めします。