通常のオリエンテーションは授業が始まる1週間ほど前に始まりますが、King’sではその前の1週間に留学生を対象としたBridging Weekが設けられています。全ての留学生が参加し、毎日ゲームやイベントをしたり、ショッピングに行ったり、アミューズメントパークに行ったり、ナイアガラの滝を見に行ったりと、盛り沢山のスケジュールが組まれています。授業や学生生活に関する講演や、現地の銀行口座開設の機会もあるので、カナダでの生活の準備はほとんど整うと思います。Bridging Weekが始まる数日前から入寮できるので、少し早めに来て生活用品の買い物に行ったり、英語に慣れておくのもいいかもしれません。留学生はアジア系が最も多く、みんな友達を作りたいというスタンスでいるので、非常にフレンドリーで仲良くなりやすいです。Bridging Assistantsたちも非常に親切で、何か困ったことがあればすぐに聞くことができます。Bridging Weekが終われば、一般の学生たちがKing’sに集まりOrientation Weekが始まります。この間にはUWO合同でのイベントが多くあり、ダンスパーティやコンサート等が毎日開催されます。授業はOrientation Weekの途中に始まるのですが、そんなことは関係なしにイベントは夜遅くまで続きます。
環境について
私はTown Houseという寮に住んでいます。通常二人部屋で各階に四部屋、トイレ・シャワーが二つずつあります。ベッドや机の配置は部屋によって違うらしく、私の部屋はお互い背中合わせになる形で壁に沿って設置されており、プライバシーという面で気になることは特にありません。Town Houseは五つほどの建物が並んで立っているのですが、各建物一階に共用のラウンジ、キッチン、ランドリーがあります。Alumni CourtやWempleのようにカフェテリアのすぐ横や上の建物ではありませんが、キャンパス内にあるため移動には問題ありません。留学前に寮の申し込みをする際、寮の種類やルームメートに関する希望を提出できるのですが、私の場合どちらも第一希望は通りませんでした。ルームメートは日本人の子で、気を使うカナダでの生活の中自室に帰ると束の間ほっとできるので、結果的にはよかったと思っています。Londonの街は緑が多く、そこかしこに野生のリスがいます。移動手段は主にバスになると思います。Orientation Weekの間に一年間乗り放題のバスパスを買うので、パスと学生証だけで乗ることができます。またWempleのカウンターで手続きをすれば、自転車を年間$10でレンタルできます。台数が少なく使いたいときに全部使用中のこともありますが、メインキャンパスへ行くときなど大変便利だと思います。あとは車を持っている現地の友達を作るという手もあります。
自由テーマ
今まで書かれていなかったようなことや、留学中に感じたことなどを書いて行けたらと思います。今回はUWOについて。University of Western Ontarioというのは西オンタリオにあるメインキャンパスとKing’s, Huron, Bresciaの四校からなる組織で、King’sの学生はKing’sのサービスと共にUWO全体のサービスも受けることができます。事務や図書館等の施設の利用が無料ででき、UWOのクラブにも所属することができます。留学生のサポートとしてInternational and Exchange Student Centre(IESC)という龍大の国際部のようなところがさまざまなイベントやセミナーを企画しており、他のキャンパスの留学生や在校生とも交流する機会があります。Peer Guide ProgramやWriting Place等、King’sとUWOで同じようなサービスを行っていることがあるので、当初少し混乱してしまいましたが、どちらに属するものなのか把握したうえで有効に活用できればいいと思います。寮からは徒歩で行ける範囲にコンビニのような店がありますが、メインキャンパスにも食料品店やドラッグストア、本・文房具屋、印刷屋、様々な種類のカフェや食事ができる店が多くあり、アルコールを提供する店もあるので、ショッピングモールまで行くほどではないときには便利です。郵便物はKing’sのポストオフィスから送ることができ、切手等もそこで買えます。寮に住んでいる生徒は部屋に一つずつメールボックスが割り振られており、手紙や荷物が届けばそこでわかるので、たまにチェックしています。