Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

クワントレン・ポリテクニック大学
2015年10月号 国際文化学部 N.T

①   環境について

私が住んでいるリッチモンドはとても治安が良く、中国系の人がとても多い町です。バスに乗っても大半は中国系の人で、町を歩いていてもほとんどの看板やお店は英語と中国語の両方が表記されています。しかし、彼らのほとんどは英語を流暢に話すことができるので自分が中国にいるような感覚になることはありません。リッチモンドはバンクーバーやサレーなどよりも治安が良く安全だと言われていますがやはり日本と比べると怖いと感じることもあるので荷物の管理など安全には気をつけなければいけません。

私の通っているリッチモンドキャンパスはとても小さいキャンパスです。図書館も小さいため、パソコンを使えるスペースや自習のスペースが満員で使えないことも少なくなく、特にテスト前やレポートの提出前の時期は注意が必要です。

クワントレンには大学寮がないため、ホームステイをすることになります。私のステイ先はフィリピン系の5人家族と同じクワントレンに通うブラジル人の留学生と一緒に生活しています。私のホストファミリーはみんなとても親切で自分の家のように過ごさせてもらっています。ここに来る前は全く知らない、言語の違う人たちと一緒に暮らすことに不安もありましたが、みんなとても優しく、楽しく過ごしています。時々、マザーとファザーがふたりで話しているときはフィリピンの言葉で話していますが私やブラジル人の留学生と話すとき、また子供たちと話すときは英語で話すので彼らの会話を聞いているだけでも英語の勉強になります。私のつたない英語でも理解しようと聞いて会話してくれるのでとてもいい環境にいるなと思います。

②   授業について

私は今3つの授業を受講しています。こちらの授業は日本の授業と違い少人数制で多くても一つの授業に生徒は40〜50人ほどです。日本の授業との大きな違いはグループワークやディスカッションが圧倒的に多いということです。ほぼ毎回するので時間がたつのが早く感じます。しかし授業では現地の学生に混ざって授業を受けるので英語ができて当たり前で授業が進められます。その為、私はついていくのでやっとの状況で、課題がでても資料読むのに時間がかかり現地の学生の何倍もの時間を費やさなければなりません。しかし高い意識をもった彼らと一緒に授業が受けられることはとても刺激になっています。私は現在、社会学と言語学、そして日本の文化や社会についての授業を受講しています。社会学は教科書を読むだけでも時間がかかり、またそれを理解するのに苦労していますが、授業ではカナダでの社会問題について考え、それに対しての現地の学生の意見を聞くことができるのでとてもおもしろいです。言語学の授業では言葉の構成などを学びます。主に扱われるのは英語ですが時々外国語も扱うことがあり、日本語について学ぶこともあります。英語で日本語の文の構成を学ぶのはたいへんおもろく、改めて日本語はとても複雑だなと感じました。日本の文化の授業では外国の人がみる日本、また日本と違う海外での慣習など授業やディスカッションを通して知り、驚くことがいっぱいです。どの授業も易しいものではなく大変ですが、とてもやりがいを感じることができています。