Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

ランガラカレッジ
2013年11月号 国際文化学部 T.T

・日本から持ってきてよかったもの

8月末に日本を出発するときには、30度以上あった気温が、カナダ到着後2週間で10度程度まで下がりました。日本から持ってきていた半ズボンはほとんど着る機会もなく、タンスの中にしまうことしか出来ませんでした。今では、日本から寒さ対策にと持ってきていたヒートテック(UNIQLO)を毎日着ています。バンクーバーの室内は、とても心地よく、どこでも半袖でいることが出来ますが、一歩外に出ると滋賀では考えられないほど寒いです。ここで生活して行く上で、一番の敵はこの寒気だと思います。慌てて日本から追加のヒートテックを送ってもらいました。たまに、ヒートテックなしで外出しますが、体感温度が全く違います。体の芯から冷えていくような感覚を、日本で味わったことがなかったので、とても驚きました。カナダに来るときは、9月であっても、必ずヒートテックは持参すべきだと思います。急に寒くなったり、暖かくなったり気温は本当に不安定です。また、もう一つ困難に思うことは、やはりご飯です。バンクーバー市街には多くの日本食レストランがありますが、どこも日本で食べるご飯とは比べ物になりません。どうしても日本食が恋しくなったとき、日本から持参したお味噌汁を食べています。日本人にとって食はとても重要であると思います。日本からはなれると、必ず日本食が恋しくなると思います。

 

・治安、危機を感じたこと・トラブルについて

日本からWi-Fiの使える所でのみ使おうと、iPhone5を持ってきていましたが、11月23日に行われたBIRTHDAY PARTYで盗まれました。このパーティーには10人ほどが出席していたのですが、留学生は私一人だけでした。以前にも何度かあった事のある子たちで、完全に気を許していたので盗まれてしまったのだと思います。iPhone5が盗難にあった後、ほかのカナダ人の友達にこの話をすると、カナダ人は信じたらだめだよと笑顔で言われました。一つ屋根の下で、知り合いばかりの中、平気で物を盗むなんて日本では経験をした事がなかったのですごくショックでした。不幸にも、その子たちはホストブラザーの友達たちなので、疑う事も出来ず何も手を打つ事が出来ませんでした。ただ、海外保険の携行品損害枠に当てはまっていたので、少しお金が返ってくるようで助かりました。少しずつ気付いてきた信頼関係を、一夜で裏切られた事にはとても腹が立ちましたが、少しの慣れで気を抜いていた私自身にも責任はあると思います。人を信頼する事はとてもよい事だと思いますが、違う文化で育った人達は、簡単に信頼してはダメだと感じました。とても悲しい気持ちになりましたが、これが現実でした。これからは、どれだけ信頼している人達の集まりでも、気を抜いてはいけないと痛感しました。留学生は、狙われる事が多いので。