Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

アリゾナ州立大学
2012年10月号 国際文化学部 M.M

授業紹介について①

 授業は8月23日から始まりました。大学の授業は、1コマ1時間15分で、一つの授業につき、週2回あります。私の場合、前期だけAECPと呼ばれる大学内にある語学学校に通いながら、大学の授業も受けなければいけないので、なかなかハードな日々を送っています。大学では、Sustainable CitiesとContemporary Global Studiesという2つの授業を選択しました。Sustainable Citesは、Sustainabilityの定義を考えたり、世界にあるSustainable Citesを例にとりながら、それに対する成功策、失敗策を踏まえ、将来の世代にも残していける社会の仕組みを考察したりしています。もう一つのクラスでは、Globalizationを通して、世界各地に及ぼした変化や影響をさまざまな視点から考える、といったことをしています。この授業は、少人数のクラスなので、生徒同士でディスカッションする機会が多く、何度も自分の意見を聞かれます。また、毎週600字程度の小レポートがあり、かなりハードな授業です。初めて授業を受けたときは、先生の話す英語の速さに驚き、その上、まったく理解できなかった自分が情けないと思いました。その後も、授業の英語を聞き取るのに必死で、理解するまで至っていませんでした。しかし、最近録音して何度も繰り返し聞くうちに、段々と理解できるようになってきました。日本の大学と違って、宿題の量がとても多く、Nativeの人たちと同じことを、限られた時間の中でしなければならないので、とても大変ですが、図書館が24時間開いているので、活用しながら頑張っています。本当に、この大学は、勉強するには適した環境だと思います。 

 

カルチャーショックについて

 アリゾナに来て約3か月が経ち、いくつかのカルチャーショックを感じました。まず、お店で売っているものが、何から何までサイズがすごく大きい、ということです。お肉や、お菓子、パンなど、とにかく大きくて驚きます。賞味期限内に、一人で食べきることは不可能に近いです。逆に、アメリカ人のクラスメートには、日本のものはすべて小さい!と言われました。さすが、肥満大国アメリカです。次に、アメリカのトイレの個室は、ドアの下が大きく開いていて、なかなか慣れないということです。30㎝ほどの隙間があり、外から足が見えるのです。下ばかり気になって、落ち着きません。そして最後は、握手やハグについてです。日本では、あいさつをするとき、お互いに礼を交わしたり、声をかけるだけですが、アメリカでは、握手したりハグをしたりします。時には頬にキスをすることもあり、そんなことに慣れていない私にとって、いつもタイミングがわからないのと、恥ずかしいのとで、ドギマギしてしまいます。これがアメリカンスタイルだよ、と友達は言いますが、慣れるにはまだまだ時間がかかりそうです。

 

英語学習の機会について

 私は週に2回、ASUの近くに住む方々がボランティアで行ってくださっている、英語学習会に参加しています。その学習会は、学校が終わった後、近くの教会で行われ、毎回、お菓子やジュースを食べたり、ゲームをしたりしながら、楽しく英語学習をしています。時には、そのボランティアの方のお宅にお邪魔して、映画鑑賞会をしたり、ハロウィーンのパーティ―をしたりもしました。学校では習うことのない、アメリカの文化を実際に経験することで、すごく勉強になります。その団体には、日本人は一人だけなので、本当に英語しか会話手段がなく、毎回プレッシャーですが、それがまた成長にもつながると信じています。このボランティアがあるのを知ったのは、オリエンテーションのときでした。大学の掲示板にもさまざまな団体の活動参加募集のチラシが貼ってあり、日本人のいない環境を探すには、自分から積極的にさまざまな団体に連絡をとり、きっかけを作っていくことが大事だと気付きました。次は、ボランティアのクラブに参加するのが私の目標です。