Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

アリゾナ州立大学
2014年4月号 経済学部 H.K

◎カルチャーショックについて

特にカルチャーショックを感じるのは、学生の授業に対する姿勢です。 日本の授業では、特に大教室の授業において友達と話をしていたり、寝ている人がいるのは少なくありませんが、こっちではほとんどそうゆう人達がいません。むしろ、積極的に発言し、意見を言うのが普通です。授業中に先生が生徒に質問した時に、反応がないとき「ここはどこ?アメリカでしょ!」とジョークを言っていたほどです。日本に比べて、授業に対するモチベーションが生徒も先生も高いということが実感しました。

◎後期受講科目

JUS 222 Drugs and Justice
この授業ではアルコール、マリファナ、覚醒剤など様々な薬物について学びます。薬物についての知識を得ることやアメリカ人の薬物に対する考え方を知れる事が出来るのが、この授業の面白い点だと思います。例えば、メタンフェタミン(シャブ)と呼ばれる覚せい剤は日本人が生み出した。とか、アメリカ人口の41%は人生の内に一回でもマリファナを使った事がある。等々。日本の大学でこれらの事を学ぶことは中々ない上に、薬物を通じてアメリカ社会について知ることができます。今学期で最も面白い授業です。

FAS 101 Personal Growth Human Relationship
この授業では、人間関係を向上させる上で大切な事である恋愛や友達そしてコミュニケーションなどについて学びます。最近この授業で学んだのは、男性は女性よりも孤独を感じる傾向にあるそうです。その理由は、女性はなんでも言い合える親しい同性の友達がいる。その一方で男性における同性の友達は比較的に表面的な付き合いが多いからだそうです。というような人間関係を様々な視点から勉強します。授業を受けていて関心することが多々あるので、勉強になる一方で面白いです。

FRE 101 Elementary French
この授業は初級のフランス語の授業です。龍大でもフランス語を受講していたのと少人数のクラスを取りたかったのでこの授業を選択しました。龍大で受けた時との違いで一番感じるのは宿題の多さです。オンラインで毎週、宿題があります。それが、評定にも繋がります。語学の授業は大変というよりも語学を楽しく学ぶという要素があるので、そこまで大変ではありません。また、クラスメイトであるアメリカ人もほとんど喋れないレベルから共に学べるので、留学生にもおススメな授業です。

CDE 232 Human Development
この授業は、人間の成長を学ぶ授業です。子供が生まれて、何歳で言葉をしゃべるのか。子供の成長に大切なことは何か。などを勉強します。クラスメイトは将来、看護師や保育士になりたい人が多いです。この授業を通じて自分自身が多くの過程を経たおかげで今の自分があると言うことに気づけましたし、自分自身により興味を持つようになりました。ただ、この授業では多くの専門用語を覚えないといけないのが大変な点の一つです。

授業選択は交換留学においてとても重要だと思います。私の場合は、前期に安易な授業選択をし、授業への意欲が下がり、最終的に単位を落としたという失敗しました。なので、後期は自分の興味があり、尚且つ、自分のレベルに合った授業を選択しました。後期は前期の反省のおかげで、楽しく授業に出席することが出来ています。 授業が面白いというのは、モチベーションを維持する上で重要な要素の一つです。今後、交換留学に行く方であれば、授業選択において“面白い“と”自分のレベル“を考慮に入れて頂きたいと思います。そうする事が留学を楽しむことが出来る一つの方法だと思います。