Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

アリゾナ州立大学
2018年4月号 国際文化学部 Y.K

○カルチャーショックについて

 

1) 学びに対する姿勢

学びに対する姿勢の違いを感じます。授業中には積極的に質問し、自分の意見を主張します。もちろん日本でも授業を熱心に聞いて質問する人はいますが、そういう人は少ないですよね。あとこれは私の周りだけなのか分かりませんが、文系、理系問わず大学院に進学する人の割合が高いような気がします。私の友人の8割ぐらいは大学院に進学するみたいで少し驚きました。

 

2) 大学の課題の量

大学の課題が多すぎて苦労しています。日本の大学と比べ、課題の量が全然違います。毎日課題が出るので、みんな起きて授業を受けて課題を終わらせて寝る、その繰り返しといった感じです。この点、私は日本の大学の方が好きです。日本の大学の方が自由度は高いので、自主的に学びたいことを決めて勉強する人にとっては日本の大学の方があっているでしょう。一方で、大学から大量に課題を出してもらって、それをこなしていくほうが勉強できるといった人にとってはアメリカの大学の方が向いていると思います。

 

3) 個人主義と集団主義

日本や韓国が集団主義社会であるのに対して、アメリカは個人主義社会です。集団主義社会では、個人の考えより相手を尊重することが重要だとされますが、個人主義社会では自分の考え、価値観を持っていることが重要だとされます。この違いは人間関係や大学の授業、人生観にも現れていると思います。

 

ここまでカルチャーショックというより日本との違いをいくつか紹介しましたが、他にも人種や年齢に対する考え方の違いなど、日本と異なる部分は沢山あると思います。あえてあまり多くは書かないでおこうと思うのは、これから留学する人には自分で見つけて考えて欲しいからです。留学すれば必ずカルチャーショックを感じるわけではありません。とりわけ短期留学の人や身の回りの環境に鈍感な人は日本との違いに気づかないまま帰国することもあると思います。もしかしたら、私にもまだ気づいていない部分があるかもしれません。長期間滞在して、いろんな人と交流して「あっ、こういうところは日本と全然違うな」と気づいていくことも留学の一つの醍醐味だと思います。留学中に注意深く周りを観察してみるといいでしょう。

 

 

○アリゾナ州立大学の写真

テンペキャンパスを回って写真を撮りました。