Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

アリゾナ州立大学
2024 年 3 月号 先端理工学部 M.S

①カルチャーショックについて

アリゾナについた頃に、感じた大きなカルチャーショックについて紹介したいと思います。その場その場で感じる文化の違いは沢山あったのですが、今でも思い出せるような大きな驚きは主に3つです。1つ目と2つ目は土足文化についてです。

渡米する前から、アメリカは靴を着用したまま家の中で過ごす文化があるのは知っていたのでそれ自体を目にしたときは特に驚きませんでした。しかし、その靴を履いた状態のままでソファに足を上げたり、ローテーブルに足をのせたりしているのを発見したときは、とてもびっくりしました。

反対に、土足で歩いている部屋の中を素足で歩く人も少なくありません。私のルームメイトも、同じ部屋を時間によって土足で歩いたり素足で歩いたりしていたので、「足汚くならない?」と一度だけ聞いたことがあるのですが、「足の裏が真っ黒!」と笑いながら見せてくれました。くすっと笑える出来事でしたが、外と中を意識的に分ける生活をしていた私にとって、これはかなり衝撃的な出来事でもありました。

最後の1つは空調設備についてです。私が1年を通してブランケットを最もよく使ったのは秋でも冬でもなく、40℃を超えるような真夏の季節でした。教室も家の中も外気に負けないように、と全力でクーラーが動いているので、室内は極寒と言っても過言ではなく、ブランケットなしでは耐えられませんでした。しかし、私が最も驚いたのはこの温度ではなく、空調管理をしている本人たちでさえブランケットを使っていたことです。私は、部屋の温度を上げたらいいのでは?と思ってしまいましたが、そういうことではないらしく、常にルームメイトみんなでブランケットを使いながら夏の部屋を乗り切っていました。

 

②余暇の過ごし方

 余暇の過ごし方は1年間をかけて少しづつ変化しました。アリゾナに来てすぐのころは、新しい環境に対して疲れ気味だったり、仲の良い友達もまだいなかったので、寮で1人でゆっくり過ごしたり、同じく留学生だったルームメイトとご飯を一緒に食べたりすることが常でした。1か月が過ぎたころからは、授業で知り合った子たちやキャンパスで行われるイベントで知り合った子たちと仲良くなり、少しキャンパスから離れた複合施設などにショッピングに行くことが増えました。

 秋口には本格的にスケートのクラブで活動していたので、勉強時間以外はリンクに滞在して、練習が終わったらチームメイトとご飯に行く、というルーティンの繰り返しで、多くの時間をクラブのメンバーと過ごしていました。また、大型連休の時は、車を持っている地元の子のところに集まってキャンパスから車で1,2時間のところにあるSedonaやSlagstaffという自然豊かな観光地に訪れることもありました。

 これらとは別に、私が意識的に余暇でしていたことは、アメリカらしいことに挑戦することでした。地元の子にここは行った方が良いというレストランやイベントに連れて行ってもらったり、自分がイメージするアメリカらしいものを留学生の子たちと挑戦したりしていました。

 こういった中で最も印象に残っているのは、ホッケーのゲームの観戦です。チーム所属のチアグループの応援があったり、試合の休憩時間中にリンク上で公開プロポーズが行われたりと、とにかく盛り上がり方がすごく、すごくアメリカっぽい!と感じたイベントでした。