Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

アリゾナ州立大学
2025年 1月号 国際学部T.T

  1. 試験について

試験の種類は大きく分けて、クラス内で行うペーバーテスト・Canvaという龍谷大学でいうManaba上でのレポート・オンライン上で行うテストの4種類があります。クラスによっては出席点やクラス内で行うアクティビティが重視されていて試験が占める割合が低かったり試験自体が行われないという場合もあります。私が前期で受講していた授業ではオンライン上とペーパーでの試験が行われました。オンラインで行われた試験は一学期を通して3回のテストがあり、Lockdown Browserというアプリ上で行われました。このアプリの特徴は、そのアプリを開いている間は他のウェブサイト等を閲覧できないということです。おそらくChat GPT等のAIを利用した回答を防ぐためだと思います。どの試験もそれなりに復習をしておけば難しすぎるという程ではありませんでしたが期末の時期になると明らかに図書館を利用する生徒の数が増えていたので話に聞いていた通り、特に3年生以上の上級生用の授業になると日本と同様かそれ以上にアメリカの大学で行われる試験は難しくなるようです。また、バイオケミストリー等のラボで行う授業を取っている友人によると、2週間に一度ほどのペースで小試験が行われるため非常に大変とのことでした。試験の概要は授業選択の際にレジュメで確認できるため、どのような形式で行われるのかや点数の配分を事前に確認しておくと良いと思います。

 

  1. 授業選択のコツ

ASUで開講される授業はそれぞれが三桁の番号を持っており、100番台から数字が大きくなるほど上級生用の発展的な内容を取り扱う授業になります。私は夏セメスターに一つ3回生用の授業を受講していましたがかなり発展的な内容だった上に毎クラスごとにかなり専門的な内容のリーディングが70ページほど宿題として出されるのでとても大変でした。その授業は自分があまり触れたことのない、音楽と社会学を混ぜた授業だったこともあるかと思いますが、楽器のコードが当たり前の知識かのように話されていたので取り扱っている内容の難しさに驚きました。そのため300番台以上の授業となるとある程度の専門知識が必要となる印象があります。一方で100番台の授業はその分野に関する概要を広く浅く学ぶという内容のものが多いため、少しでもその分野に関する知識を持っている人にとってはすでに知っている内容である可能性があるため200番台以上の授業を選択するのが良いと思いました。200番台の授業は1つのトピックに関してある程度掘り下げられた内容で講義が行われる上に、300番台ほどの専門性は求められないため個人的はバランスが取れていると感じました。ただし授業によっては番号に比べて難易度が高かったり反対に低く感じるものもあるようなのでまずは初回の授業に参加してから授業変更を行うか決めるのが良いと思います。