Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

南ミズーリ州立大学
2011年10月号 文学部 S.N

私が取っていた授業は全てESLという語学学校のための授業です。その中で、Readingの授業について説明していきたいと思います。この授業は週に3回、90分間です。授業では先生が毎日プリントを配り、長文を読み問題を解いていきます。読む前には、みんなで文章を読み内容理解から入っていきます。この時、先生は私たち生徒に文章についてどう思うかやどこの部分がポイントなのかなど、生徒に当てていきます。その後個人でプリントの問題を解いていきます。これを授業時間内に出来なかったら宿題となります。または自分の分からない単語を次までに調べてノートに書くという作業もあります。そして文章ででてきた単語や単語の意味を暗記して、次の授業には必ず小テストがあります。なので、もし宿題を次の授業までにやらなければ、小テストは全く意味のないものになってしまいます。また、MSSUの新聞を読んできて、自分の興味のあったものを挙げ、要約するという授業もあります。この授業はとにかくReadingをする、という授業なので、苦手な私にとってとても必要な授業です。先生も分かりやすく教えてくれるので、授業を受ける甲斐はとてもあります。日本と違ってどの授業も、提出するものをしっかりすればポイントはもらえます。しかしもしやらなければポイントをひかれていきます。こつこつやることが単位をとれる鍵になります。なによりも一番大切なことは、毎回授業に出席することです。出席点は日本と同様、大切なので、朝8時半からの授業なので、自分に厳しくなることが大切だと思います。

次に、カルチャーショックについて話したいと思います。私にとって大きなカルチャーショックは食事です。ここに来て初めの頃、カフェテリアに行って日本との味の違いに大きなショックを受けました。一番衝撃的だったのは、バッフェ式のカフェテリアで、サラダのコーナーにブロッコリーが生で置いてあったことです。初めて食べた時これから約一年間生活していけるだろうかと思いました。しかし毎日食べていくうちに、この生のブロッコリーもありかと思い始めました。しかし、食生活に慣れた頃、次にショックを受けたことは、普通にご飯を食べていくうちにみるみる太っていったことです。慣れたとはいえ、食事は私にとってあまりおいしいものではなかったので、食べたら余計不満が残るという気持ちになってしまいました。ホストファミリーの家に行けば、その度おいしいものを作ってくれるので、たくさん食べてまた太るという繰り返しです。アメリカに来た以上太るのも文化、ということを先生に冗談で言われましたが、あまりの体重の変化に一時期悩んだりもしました。私がこの1セメスターで考えに考え至った解決策は、自炊をすとるというです。学校の周りは車なしでは食材を買うのは厳しいですが、親に日本食を送ってもらい、野菜などはこっちで買い自分なりに作っています。今は自炊をする時間がある時にしていますが、作ることがとても楽しく、食事に満足しています。私にとって日本食はこれだけ重要なものであったことを、ここに来て初めて知り、それが一番のカルチャーショックでした。

次にジム内で行われているエクササイズなどについて紹介したいと思います。私はこのセメスターでズンバというエクササイズのクラスを週に一、二回のペースで受けていました。このダンスはアメリカで有名なもので、ある通りを歩いていた時に、道路の真ん中でインストラクターを前に踊っている人達がいるのを見たことがあります。体全体を使うダンスで、好きな人は熱中してしまうと思います。このクラスは一時間なので、汗もよくかき体も気分もさっぱりとします。ズンバを教えている先生は一人で、先生はとても気さくでダンス中も元気いっぱいに踊るので、参加していると楽しいです。初めのころはこんな激しいダンスをするのかと恥ずかしがっていましたが、他のアメリカ人の生徒は恥などなく踊っているので私自身もだんだんなくなっていきました。毎週参加していると、先生も今では私のことを覚えてくれてとてもフレンドリーに話してくれます。このクラスはみんなフレンドリーでとても楽しい授業なので、ダンスに興味がある人にぜひお勧めしたいです。私も初心者だったのですが、何か新しいことに挑戦したいと思いこのクラスを受け始めたので、少しでも何かに興味があればまず行動することで学校生活が更に楽しくなると思います。