Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

南ミズーリ州立大学
2012年11月号 国際文化学部 K.I

  • 試験について
  • 最後の試験は授業の時間帯によって日時が決まります。僕の場合は12月10日、12日、14日に留学生用の英語のテストがあり、13日にレギュラーのクラスのテストがあります。試験の前にはいくつかの授業でプレゼンや提出課題が要求されています。サンクスギビングの約1週間後にそれら提出課題の締め切りがあり、そしてその約1週間後に最後の試験があります。これまでの試験を振り返ると、Skillsのクラスでは2週間に1回の頻度で小テスト、中間テストが2回程、プレゼンテーションが2回、Speaking/Listeningのクラスではプレゼンテーションが3回と、中間テスト、小テストが2つ程、Readingのクラスではほぼ毎週小テストか、授業時間の50分を使ったテストがありました。試験は全て、暗記すれば点数を取ることができますし、覚えた内容の中には今後の英語の学習に役立つものもあります。例えばReadingのテストでは、英語の文章(パラグラフやエッセイ、皆さんがよく見る長文など)を読むときに、筆者が読者に伝えたいものが何なのかを読み解くために必要なスキルを身につけることができました。こちらに来た時と比べて、文章を読み解く力は間違いなく上がっています。Skillsでも、試験のために覚えるといっても、それは教養として頭の中にアメリカの歴史を定着させるのに役立ちますし、Speaking/Listeningでも、英語を使って人前で話すときの姿勢をテスト(プレゼンテーションという形ですが)として学べるのは、非常に貴重なことだと思っています。

     

  • 治安、危険を感じたこと、トラブルについて
  • こちらに来て1か月程は、特に危険を感じたことはなかったのですが、その数週間後に、私が今住んでいる寮から、おそらく麻薬を使用した疑いで逮捕され、大学から姿を消した男性がいます。その男性は、私たち留学生に気さくに声をかけてくれたり、買い物帰りには荷物の運搬を手伝ってくれたりしてくれたのですが、やはりその時から雰囲気が普通の人とは違うと感じていました。逮捕されるきっかけとなったのは、ある日の昼、私は部屋にいたのですが、突然一人の学生がトイレで叫びだしたのです。私が住む寮は普段から騒がしかったので、初めは特に気にしませんでしたが、彼は20分ほど叫び続けていたので、さすがにおかしいと思って部屋を出てみると、既にトイレは立ち入り禁止となっており、人だかりができていました。そこには警官がおり、叫んでいた学生を連れて行くところでした。寮の前にはパトカーが2台と救急車が1台あり、事の重大さを思い知りました。その後、学生が言ったのかは知りませんが、警察が冒頭に述べた男性の部屋の取り調べにかかり、彼も逮捕されていきました。アメリカでは麻薬を見るかもしれないとは聞いていましたが、まさか本当に決定的瞬間を目の当たりにするとは思いもしませんでした。それ以降、麻薬の話は一切聞きませんが、夜に外に出る時はできるだけ大勢で行くようにしています。

     

  • 自由テーマ
  • 履修登録は私を含め、おそらくほとんど全ての日本人学生にとって非常に大事なものです。というのも、私たちは前期でこちらの英語に慣れ、後期からレギュラーの授業を取るという予定だからです。履修登録の方法は大学のメールで通知されていましたが、まだそのメールを見ることに慣れていなかったせいか見逃していましたし、私の場合、Readingのレベルが一番上なので、他の日本人学生より早く履修登録ができるということでした。しかし、引っかかる点がいくつかあります。そもそも、私たちはミシガンテストの点数の結果次第で、後期に授業が取れるかどうかが決まるはずなのですが、なぜかテストを受ける前に履修登録ができるというのです。そして、そのような大事なことを、なぜメールだけで通知し、授業中に連絡しなかったのかも気になります。これも私の履修登録を遅らせた一つの原因です。とりあえず慌てて留学生の管理者を訪ねると、私の取りたい授業はほぼ満席で取れないとのことでしたが、いくつかは交渉の末取ることができました。一方、レベル3の学生は、後期にも英語の授業をいくつか取らねばならず、レギュラーのクラスも、基礎的な内容の授業をいくつかしか取れないということでした。レベル4の学生は、メールで履修登録の通知は来ていたものの、内容は私のいるReadingのレベルが一番上の学生用のものだったので、彼らはまだ履修登録をしなくてもいいと思ったのです。念のため、一人の学生が管理者を訪ねると、直ちにやらねばならないとのことだったそうです。その時点で少々遅れていたため、取りたい授業がいくつか取れなかったようです。日本人学生がミシガンテストを受けなくても後期に授業が取れるのならば、その旨をはっきりと伝えるべきですし、仮にミシガンテストの結果が悪ければ、登録した授業は一体どうなるのかも分りません。ミシガンテストの存在価値さえ分からなくなります。さらにこの時期はThanksgivingの計画作りやその前のテストなどで忙しかったので、本当に落ち着かない日々でした。