Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

南ミズーリ州立大学
2012年10月号 法学部 M.M

I) クラス紹介1

前回にも紹介しましたが、留学生はまずプレイスメントテストであるミシガンテストを受け、その点数によって履修内容が変わってきます。

・ESL Level 5: “Reading” 60分週3コマ + レギュラークラス(専攻科目)
・ESL level 2~4: “Reading”, “Speaking & Listening”, “Skills” 60分週3コマ “Grammar”, “Composition” 90分週2コマ

ミシガンテストで75/100点を取ると、ESL レベル5となり、上記のESLクラスとレギュラークラス、74点以下だとその点数によって レベル 2~4に振り分けられ、基本的に上記のESLのクラス履修のみとなります。
ただし、何人かは単位無しで参加する”聴講”扱いとして、レギュラークラスに通ってる留学生もいるようです。
(ESL教員との相談が必要です。) 
もちろん、レベル2~5のESL授業は、教員・生徒も異なっています。少人数クラスです。

他レベルと若干の異なりはあるかもしれませんが、自分の所属するレベル3の授業は以下のような感じです。

“Reading”
単に教材を読んで問題を解くという机上の授業でなく、
その事柄に対する自分の考えや関連した事を自分で調べて発表といった、critical thinkingを学ぶ授業です。
読解というイメージにそぐわず、発言機会が多いクラスです。小テスト・宿題が一番多いクラスでもあります。

“Speaking & Listening”
その名の通り、聴解と発表の授業です。
オンラインでリスニング問題を解いてくるものや、”TED“という英語スピーチのサイトを使った宿題が出されます。

“Skills”
こう言うのも何ですが、一番謎なクラスです。笑
BlackboadやLioNet(ポータルサイトのようなものです), Word, Power Pointのようなパソコンに関すること、発表・読解・ニュアンスの違う単語…みたいなことをやっています。 
レベル4の人から聞くと、アメリカの歴史をやっているとか何とか。
他レベルのクラスと一番スタイルが異なっている授業のような気がします。 
読解やRosetta Stoneの宿題が出されます。

“Grammar”
名の通り、文法です。初期の初期から始まります。
授業を受けて感じることですが、日本人は会話が下手で文法が優れています。
サウジアラビアなどの学生は文法がみんな下手なのに、ペラペラ喋ります。
独特の発音なので、日本人からすると一番聞き取るのが難しいのがサウジの英語です。笑 
基本的に教科書に沿った授業内容と宿題です。

“Composition”
Writingの授業です。
授業 始まりに簡単なエッセイを書き、それから授業に入っていきます。
エッセイなどの種類や、書くにあたってのポイント(構成など)などを学びます。
作文をwordで提出といった宿題が出ます。

どの授業も 現時点での成績・宿題・関連するサイト等は、
“Blackboard”というポータルサイトのようなもので閲覧できるようになっています。
また、どの授業も共通して出席には厳しいです。
3回休むと成績のランクが1減ることになります。 (成績Aだが合計欠席が3=最終的な成績はB)

 

 

 

 

 

 

II) カルチャーショックについて

MSSUのカフェテリアの食事に関することは他メンバーのマンスリーレポートでも記載されると思いますが、日本食のレベルの高さを思い知らされます。笑 おいしい おかずが出る日の方が珍しいです。
主にピザとチーズバーガー、フライドポテト、ピザ、サンドイッチ、コーンフレークが並んでいます。
サラダバーは新鮮な時とハズレの日があります。ブロッコリーは基本的に生です。
飲み物は基本的にコーラのようなソーダ類です。フルーツのジュースはよく売り切れてます。
牛乳、ココア、珈琲(まずい)もあります。

ただレストランやホストファミリーの家で食事をとる分には、おいしいです。
日本食のレストランも車でサッと行ける距離にあり、とてもおいしいです。若干高いですが。

留学生入学オリエンテーションの初日、各自昼食後に学長のお話というものがありました。
学長が一通り話を終えた後、MSSUに関する意見を言ってほしいと言ったために、
MSSU初日なのに関わらず、他国からの留学生たちが カフェテリアの文句を重ね、あまりの意見の多さに学長も困り、静かにその光景を見ていた自分たち日本人は、他人事のように「やっぱり日本人よりも自己主張がみんな強いね」と話しつつ、心の中で彼らを応援していました。

 

III) 自由テーマ

10月について話したいと思います。
授業に慣れ、ある程度 友達も増え、ホストファミリーとの関係もできつつある10月には 、中間テスト・4連休の秋休み・ハロウィーンがあるビックな月になります。

ESLレベル3の中間テストに関しては、それまでの教材の全範囲からというペーパーもので、”Skills”のみプレゼンでした。
期間中の授業後は基本、図書館で勉強です。

その後すぐの秋休みには9人でシカゴとセントルイスに行きました。
レンタカーを2台手配し、片道10時間強の長旅でした。
宿泊先は2人部屋×4+リビング・シャワー・トイレ・キッチンがついているアパートメントを借り、一人頭のコストもホテルより抑えることができました。
ジョプリンという田舎に住んでいることもあり、かなり新鮮なインパクトを受け、印象の強い思い出となりました。
特にシカゴの摩天楼の夜景は言葉に尽くせない感動がありました。

 

日本と比べ、こちらの人々は本気でハロウィーンなどのイベントのものに取り組みます。

飾り付けはもちろん、仮装も凝ってる人が多いです。
スーパーマーケットや店の店員も仮装して働いています。

毎週月曜日恒例のボーリングに加え、最近はドイツ人たちがやっているソフトボールに参加し始め、交流を深めていっています。 
毎週末にイベントがあり、時間が経つのが早い月でした。