南ミズーリ州立大学
2014年10月号 経済学部 M.K
1. 授業紹介
オリエンテーションの期間に受けるミシガンテストの得点をベースに担当の先生と話し、International English Program (IEP) のみを受けるか、学部開講科目のみを受けるか、それともその両方を受けるかが決定します。わたしは今学期 IEP のみを受ける選択をしたので、ミシガンテストの結果からReading, Composition, Skills, Speaking/Listening の4科目を受けることになりました。わたしの場合、これらの授業は11時若しくは13時から始まるので、午前中は自分の勉強に焦点を合わせ、授業後はクラブへ行き、夜に宿題をするという一日の流れを作っています。全ての IEP のクラスは少人数ですが、例年と比較すると今年度は日本からの学生が多いので、クラスメイトの約八割は日本人です。また、ほとんどの学生が感じていると思いますが、先生と学生の距離が非常に近いです。授業のことのみならず、私生活におけるトラブルについても気軽に相談でき信頼できる先生たちばかりなので、非常に心強く感じています。
2. 大学におけるスポーツの役割について
よく知られているように、日本では大学名が就職活動に影響を与えることは少なくないので、学生が自らの大学を誇りに思い、自らがその学生であることを誇りに思っていることに対しわたしは非常に感心しました。大学名にこだわらず、自分が何のために何を学んでいるか、ということを認識している学生がほとんどのように感じます。また、これらは分化的なものも含まれると思いますが、一つの事に対し多くの学生が一緒になって楽しもうとする傾向が強く、これには各大学のマスコットが大きなカギを握っていると感じています。MSSU はマスコットとしてライオンを掲げ、大学内にはライオンの彫刻や剥製が飾られ、学内の書店ではLIONSのロゴが印字された文房具や衣類を購入することができます。大学全体がLIONSによってチアアップされ、そして学生たちが自らもLIONSの一員であることを意識する一つの手段としてスポーツが存在していると言えます。また、試合観戦については積極的に観客を楽しませようとするイベントも充実しており、MSSUの学生、教職員であれば無料でホームゲームを観戦することができます。アメリカンフットボール部の試合に関しては大学のTシャツを無料で配布したり、入場やハーフタイムには盛大なショーがブラスバンド部やチアリーダー部、そしてダンス部によって行われます。これらのショーは会場の一体感が増すだけでなく、人々の観戦目的の一つになっていると考えることができます。