Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

南ミズーリ州立大学
2015年10月号 国際文化学部 A.M

①授業紹介

私はこのセメスターで、IEPのクラスを2つ、自分の専攻であるInternational Studiesのクラスを2つ、計4つのクラスを受けています。

学部の授業は、Introduction to International Studies とIntroduction to Global Healthの授業を受講しています。

Introduction to International Studies の授業は国際関係を学ぶ学生の為の授業で、難しい理論を学ぶというよりはあらゆる分野から世界を見つめなおす授業でとても興味深いです。レポート課題やテストも出されますが、アメリカ人の友達が一緒に勉強会をしてくれるため、周りの人たちに助けられているのだと毎日感じます。

また、Introduction to Global Health の授業では世界で起きている貧困状態や発展途上国における健康問題、深刻な病気における対策やその影響等を学んでいます。かなり学術的な説明や単語が多く授業についていくのは正直大変です。ですが、この授業で日本人は私だけで後は全員アメリカ人にも関わらず、みんなとても親切で、いつも私の質問に心よく答えてくれます。少人数制のクラスの為、受講生は7人ほどです。そしてこのクラスは週1回オンラインで受けるクイズや課題があり、その分授業がないという形をとっています。中間と期末にはプレゼンテーションがあったりと、日本人の私にとってはかなり難しいと感じますが、その分目標を高く持つことができ、逆にそれを楽しみながら課題をこなしています。

 

②自由テーマ・カルチャーショック

こちらに来て毎日のように感じるのはカルチャーショックです。ただそれはアメリカ人と日本人との間だけではなく、韓国、サウジアラビア、イタリア、ドイツ、ブラジルなどどの国をとっても起こりうることだとこちらに来て深く感じています。アジア人とヨーロッパ人ではかなり考え方が違うと思っていましたが、同じアジア人でも韓国と日本ではかなりの違いがあります。例えば集団行動をあまりしない私たちと違って、韓国人は自分たちを一つのコミュニティとして認識している様で、ほぼ毎日一緒にいて、韓国語で話しています。そしてこれが原因で、もめたり、他の国の人たちとあまり話したくないのだと思う人も出てきました。私は日本人といても英語で話すように心がけてはいますが、全員がそうなるとは確実に言えません。気にはしていなくても、自分だけが日本人で周りが全員英語以外の言語で話されると、やはりいい気持ちはしません。少なくとも自分の中では英語を使ったコミュニケーション力をもっと高めていく必要があると日々感じています。また、思った事をストレートに言うアメリカ人と奥ゆかしさをもつ日本人の文化が合わないなと思う事も多々あります。私の個人的な性格もありますが、相手がだれであっても思ったことはストレートに伝えるようにしています。そうすることでお互いの殻が破れてより仲良くなれるのではないかと思います。文化の違いで悩むこともありますが、改めて自分の国や自分の行動を見つめ直すきっかけにもなりました。