Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

南ミズーリ州立大学
2016年3月号 国際文化学部 N.H

1.友達について
学部留学ということもあり、リアルなアメリカ人を知ることができています。
インターナショナル生という存在はアメリカ人からすると、最初はどう接して良いのか分からない存在だそうです。日本に興味がある人、日本語を勉強している人、異文化に興味がある人、オーザッククリスチャンカレッジ(同じジョプリンにあるキリスト教の大学)のランゲージパートナーは初めて会った時から話しやすく、またこちらも日本について再認識することが多々あり、困ったことがあるとすぐに助けてくれるので本当に感謝しています。
その一方、そうではない現地の人達とは仲良くなるのが前学期は難しいなと思っていました。しかし、今学期は好きな勉強をすればするほど、同じような方向性の友達ができて、ほんとに楽しいなと感じています。今期の最も充実している点です。
また台湾のルームメイトととは前学期でお別れしてしまいましたが、今でも連絡を取る中です。
私は 常に誰かと一緒にいることができないタイプなので、最初はこのような性格で留学生活をやっていけるか不安でしたが、私らしく友達と付き合っていけています。
また、今学期は宗教を学ぶことに力を入れており、時折、物凄く違和感を感じることがあるのですが、そんな時に日本人と話すと自分を取り戻せます。宗教に限らず、ストレスを溜め込まないことはやはり大事なので、日本人との付き合い方も今学期は変わったなと思っています。

2・宗教について
私は生活で宗教をほとんど感じたことのない人間です。その立場から文章を書かせていただきます。
前述でも述べましたが、ミズーリ州はバイブルベルトに属しており、キリスト教プロテスタントの信者が80%という地域です。しかし、実際に”リアル”な信者、(ここでは毎週日曜日に教会に行ったり、バイブルスタディを行ったりする信者)が60%になるそうです。ところが、コロラド州になると”リアル”な信者は8%になるそうです(あくまで統計ですが)。宗教に囲まれたジョプリンでは、優しい人になろうと心がけてる人が多く、コミュニティーを大事にします。また都会と田舎の差は、時間の流れ方やコミュニティーの幅広さの差があり、リアルな信者がジョプリンで多いのは、田舎であるため、全てにおいて選択肢が少なく、平和を保つには、一人一人の人間が協力的で居心地の良い空間であることが必要なんだと思います。誰しも悩むことや正解がわからなくなることがあります。その時、答えを見つけ出す決定打となるのは人であったり、外からの刺激になる可能性があると思いますが、その選択肢が少ないのが田舎なのかと感じています。全ての答えを唯一人にすることにより、またその元でコミュニティが生まれることによって、安心感が得られると思います。
地域的な特徴だけしか述べていませんが、もちろん、自分から信仰に目覚めた人もたくさんいます。
ここに留学に来てから沢山の人と出会い、話す中で、だんだん私は調査員のようになってしまいました(笑)
以降の留学生の方で、とにかく英語を伸ばしたい!という方は、宗教は宗教!と割り切って、余計な穿った目線をせずに、優しさを素直に受け入れ、たくさんコミュニケーションをすることを重視したほうがいいのかもしれません。
私の留学の反省点は、調査員的思想が強すぎた点です(笑)しかし、私にとっては、とても充実した留学生活になっています。

 

今月の様子。

スーパーチューズディのキャンパス内で見つけました。

 

イースターです。