Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

南ミズーリ州立大学
2016年5月号 国際文化学部 N.H

 

1.この留学を振り返って

9ヵ月間をアメリカで過ごし終えました。この期間で多くの出会いがあり、ストレスもあり、考える時間もありました。そしてその全てが充実していました。最初は右も左も分からず、現地の英語も想像以上に早かったため、100%で理解できないストレスに加え、自分のプライドも高く、素直に助けを求めることもできていなかったように思います。しかし、時間が経つにつれ、そのようなものはなくなり、良くも悪くも、自分は自分、他人は他人と割り切ることができるよになりました。自分のプライドなど、勝手に自分が決めて評価している勝手なものなのだ、ということに気付きました。その結果、自分に素直になれたような気がしています。その一方で、異文化の中で、どうしても理解できないことが生まれ、その都度、頭を悩ましていましたが、根本的に他人は他人だ、と割り切ったうえで、自分との妥協点を少しずつ広げていくことが大事なのだと気づきました。”異文化理解”とは一筋縄ではいかないものだ、ということを学び、と同時に、それを受け入れることができた際には、自分も相手も成長できたような気がしています。また、私の感覚の中で、最初から最後まで、この9ヵ月はただアメリカにいるだけ、という感覚が残り続けたことが良かったと思っています。これはどういうことかというと、留学を特別にすごいもの、だとか、人生を変えてくれる素晴らしいもの、ととらえるのではなく、自分の学習ややりたいことを突き進めようとしたらアメリカにいた、というような感覚で、留学を捉えるということです。この感覚があったので、本当に望んでいたことができたと思います。

 

2.帰国後留学をどう生かすか

これからも英語の勉強を続けていこうと思います。また留学先の中で、自分のしたいことや、得意なことが漠然と分かってきたので、そこを活かせるように積極的に行動していきます。その一方で、留学中に見つけた自分の短所や、したかったけれど、できなかったこともあるので、残りの学生生活で達成していきたいです。また、前述で述べた、異文化理解をしていく過程が私は好きなので、京都という地域に集まってくる人たちとも関わっていきたいと考えています。きっとそれは外国人に限ることではなく、日本人でもあるのだと思います。私は、国籍や人種関係なく、一人の人として認め合う環境が好きで、それが理想なので、その環境を作るアイテムとして英語を使っていきたいと思います。