Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

南ミズーリ州立大学
2023年5月号 経済学部 G.Y

①この留学を振り返って

 この10か月間、大学の授業や生活に関して、とても難しいことが多かったのが実情である。授業であれば、もちろんすべて英語なので、専門用語はクラスごとに調べて意味を咀嚼して、理解をしなければならない。これは、母国語が英語でない日本人にはたくさんの努力を要する。現地の学生に比べて、予習復習の時間はたくさん取らなくてはならない。

生活でも、日本人とは違い、おおざっぱな人が多い。キャラクターを理解するところから始まり、毎日のようにコミュニケーションを取ることも容易なことではない。さらに、寮に住むというのもストレスは多く、また、Joplinという町は都会ではないため、スーパーに行くのも必ず、車が必要で、日本の様に便利さはあまり感じられない。

 しかしながら、これがしんどかったばかりではない。海外では、自分から挑戦し、飛び込んでいくことが大切であると分かった。クラスでは、積極的に授業後に教授に質問に行くことで、授業内容の定着ができ、直接話すことによって、先生側から、メールが来て、貴重なお話を聞けるチャンスもある。学生生活としても、積極的に話しかけることで、友人が増え、週末に予定を入れてくれる。春休みには、アメリカ人やメキシコ人の友だちと旅行にも行った。これは日本で住んでいたら、一生かけても経験できるかできないかわからないものである。こういった経験は恐れず、積極的に飛び込んでいった成果だと感じる。

 総じて、今、大学生だから、チャンスがあり、学びの面で成長し、人間性の面でも成長をしたと感じられる。

 

②留学経験をどのように活かすか

 私は、この留学が終わったことで、4回生の春学期まで終了したこととなる。つまり、学生生活はおおよそ半年で、来年からは社会人となる。

 残りの学生生活で、活かせることはそう多くはないが、この体験を友人や留学へ行きたい人へのシェアを出来るだけ行っていきたい。もちろん、体験しなければわからず、言語化も難しいが、一人でも多くの人が留学を考える機会を与えられるといいなと考える。

 さらに、龍谷大学では、多くの人が国際学部からの留学であるが、私は経済学部の人間として留学をしたため、他学部からもチャンスがあるという証明と拡散を行いたい。恐らく、国際学部以外の生徒はあまり、留学という考えがないと思うので、大学全体に知ってもらいたい。

 個人としては、来年以降の社会人で、社会の一員になれるよう努力していきたい。留学経験では、コミュニケーション能力と異文化理解、リーダーシップが養われたと感じる。コミュニケーション能力では、積極的に話しかけていく勇気、異文化理解からは、相手をおもんぱかり、価値観を尊重できるようにコミュニケーションを取っていく、リーダーシップでは、インターナショナルクラブ内で、調和とイベントの運営を行っていったので、この経験を活かしていきたい。

 こういったことが将来の大学、留学文化、私自身の成長になると思う。