・現地の学生、友人について
ここETSUにはInternational Buccaneer Buddiesというバディとホストファミリーのどちらか、もしくはどちらも持てる制度があります。私はどちらも希望し、運よくとても良いホストファミリーとバディを持つことが出来ました。特に来たばかりの頃はとてもお世話になりました。バディは忙しい中、教会やごはんなどたくさん外に連れ出してくれましたし、ホストファミリーはよくピクニックや遊園地など楽しいイベントによく誘ってくれるし定期的になにか困ったことや必要なものなどないか聞いてきてくれてとてもお世話になっています。余談ですが、この間連れて行ってもらった遊園地はアトラクション(主にジェットコースター)の種類が豊富でとても楽しかったです。また、バディとペアで5グループあるうちの1つに振り分けられます。このグループでは1学期を通して定期的にアメリカ人のグループリーダーが企画してくれるイベントに参加して、グループ内の交流を深めていくものです。ここでもたくさん友達が作れるため、わたしにはとてもありがたい企画です。 こちらの学生についてですが、日本の学生と違い自分のおこづかいのために働く人が日本よりは少ない気がします。自分の学費を賄うために日本でいうオープンキャンパススタッフのようなことをしている人が私の友達にたくさんいます。しかし、学費が本当に高いのでたいていの人はこのように校内でスタッフをしていたり、奨学金のために必死でGPAを高く保つための勉強に励んでいます。みんなとても勉強熱心であるとともに、さぼる人はさぼれる所までとことんさぼっていたりして、学生の心意気はまちまちです。私の友達には大学院生やコミュニティカレッジから編入してきたという人達もいて、年齢が上の人も多いですが、そういう人たちから学ぶことも多くとても充実した日々を過ごせています。また、人種差別があった名残か、白人は白人と、黒人は黒人とグループになっている確率が高いです。もちろんすべての人ではありません。あくまで私が見て思った限りです。
・宗教について②
8月号で少しふれていた宗教、ここでは主にキリスト教のことですが、半年ほど経ち、それに対しても当初より少し違う考え方を持つようになりました。まず前置きしておくと、半年ほどここテネシーにいますが、宗教の勉強は全く興味がないのでいまだにあまり細かいキリスト教の違いなどは理解していません。そんな私ですが、友達に連れられ色々な教会に行くことがあります。人によって通っている所が違うので私もこれまでさまざまな教会へおじゃまさせていただきました。自分自身クリスチャンなわけではありませんが、そこで出会う人々、教会で行われる礼拝、バンドのような音楽が好きで、誘われたら必ず行っています。また学校内にもキリストの学生団体が私の知っている限りでも3つはあります。これらもまた定期的に集まりバンドのようなポップな感じの音楽で神の歌を歌い、牧師が聖書の教えを説き、神に祈りを捧げています。基本的には礼拝のやり方は一緒ですが、教会によってもそれの度合いはさまざまです。あるところではただ普通に椅子に座って祈っていたり、あるところではいきなりひざまずきだしたりしていました。前者が一般的だと思っていたため、最初にひざまずく光景を見た時は、ここまでしなければいけないものなのかと言葉が出ませんでした。また、今日訪れた教会では、神についていくという印として水に体を2秒ほど浸けるというバプティストの洗礼が行われていました。以前それをしたことがある方が、これをしたら私の人生変わった、そして今でも変わり続けている、と教えてくださいましたが正直わたしには理解出来ないと思いました。日本にいた時は、宗教と言われるとオウム真理教やイスラム教の良くない話など、それ自体にあまりいい印象を抱いていませんでした。ここにいる今現在でも、宗教は洗脳であって神が存在するなんて思っていません。ひざまずいたり、水に体をつけることは私には出来ません。ですが、不思議なことにアメリカで説かれる聖書の内容等は日本にあるものとは少し違った物のように感じてしまいます。日本ではまず行くことのなかった教会へ足を運ぶこと、仲のいい友達の生活の一部であること、単純に英語で書かれていること(笑)、友達がキリストと育ってきたこと、また実際あまり良いイメージを抱いていなかった宗教を信仰している人々がとてもいい人達であること、等が影響して私もこのように考えるのかもしれません。さらに、人々がどのように育ってきたかの背景を知ることも出来て面白いです。もちろん私の友達の中にも、家族はクリスチャンだしそういう家庭で育ってきたけど、教会なんて退屈だし行かないよ、という人も多くいますので人それぞれであることは間違いありません。