Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

フレーザーバレー大学
2023年10月号 国際学部 S.H 

①環境について

始めに大学の環境ですが、カナダは自然が多いと言われているように、大学周辺も都会の町なみではなく、自然に囲まれています。大学自体の大きさや建物の数は龍谷大学と大差なく、図書館やジムなどを利用する生徒が多い印象です。しかし、日本と違い昼食の時間が設定されていなかったり、車での登校が許されていることから授業後に帰宅する生徒が多く、比較的校内の生徒数は少なく感じます。大学自体が比較的新しいので、建物も綺麗で、勉強に集中しやすいと感じます。特に、至る所に設置されている防音の自習スペースは周りの音を遮断するのはもちろん、発音などの練習をするのに重宝します。

また寮に関しては、個人の部屋と、1人のルームメイトと水回りなどを共有する形です。キッチンスペースとランドリーは各階に設置されています。入寮してから二週間ほどは毎日歓迎のイベントが行われており、ここで他の生徒と仲良くなれるので積極的に参加するといいのではないかなと思います。大学から見える位置にあるため、帰宅時に安全という点がとてもいいと思います。

生活用品や食材を手に入れるスーパーやデパートが徒歩圏内に無いため、バスに乗っていく必要があります。しかし学校とバス会社が提携を組んでいるため、在籍中にバスの料金を払う必要がなく、とても助かっています。都会ではありませんが、生活に困ることも無く、静かな町なのでゆったりした時間を過ごすことが出来ると思います。

留学において大切なのが安全面だと考えていましたが、基本的に住人がほとんどなので比較的安全な街だと思います。今まで怖い思いや差別的な扱いを受けたことはありません。しかし、日本とは異なるため、夜に徒歩で出歩いている人はほとんどいません。一人行動は出来るだけせず、用事は日が落ちる前に済ませてしまうことをお勧めします。

 

②食について

環境から派生して、食生活についてお話します。まず、ホームステイをしない限り、自炊する事がほとんどになると思います。日ごろから自炊をしていない私にとって、調味料や食材が日本とは異なる場所での料理は、かなり大変でした。出来るのであれば、ある程度自分で簡単に作る事が出来るレシピ、メニューがあると助かると思います。しかし、高くはなりますが、調味料自体もバンクーバーや、アジアンスーパーで買う事が出来るので楽しく食事できています。最も有名なアジアンスーパーはT&Tという中華系のスーパーマーケットですが、あまり近くにありません。バンクーバーの中心地では、コンビニ屋という日本製品のお店があり、基本的にここでなんでもそろいます。Abbotsford内ではかなり色んなスーパーマーケットがありますが、有名なウォルマートはサイズが全て大きいため、リアルカナディアンというお店の方がお気に入りです。

また、驚いたのは日本料理のお店がかなり多い事です。自分の住むAbbotsford内だけでも10店舗ほどあると思います。インターナショナルの日本人の友達は日本食のお店で働いている事が多いため、気軽に行くことが出来、日本食が恋しい時の助けになっています。外食すると日本では考えられない金額にはなりますが、ご褒美として外食して気分転換にするのがオススメです。

日本料理以外にも、タイ、インド、メキシコなど他にも様々な国の料理を食べることが出来るのは、多国籍国家のカナダならではの経験だと思います。