Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

フレーザーバレー大学
2024年2月号 国際学部 S.H

 

①「試験について」

 

試験の有無に関しては日本と同じで、授業によります。その点で、履修登録の際に成績評価の方法を確認する必要があると感じました。私自身はテストで点数が取れるか不安だったため、基本的には課題で評価される授業を取っていました。しかし、7割くらいの授業で試験があると思います。私が驚いたのは「中間テストの重さ」 「持ち込み不可」 の二つでした。

 

―中間テストの重さ―

日本とは違って中間テストが期末と変わらないくらいの厳しさです。そのため、学期の初期段階でテスト勉強を始める現地の生徒が多い印象でした。加えて、課題の量も龍谷大学と比べ物にならないくらい多いので、後回しにする性格の私はかなり苦戦しました。計画的に課題を消化し、試験勉強に力を入れることをおすすめします。

―持ち込み不可―

試験のほとんどで持ち込みはできません。毎週パワーポイントを用いる授業の試験を受けた際、すべてを理解して暗記する必要がありました。英語での暗記科目は想像もできないくらい大変でした。テスト前に覚え始めると到底追い付かないと感じたので、毎回の授業前にパワーポイントを理解し、授業内で覚えるくらいの気持ちが大切だと思います。

 

しかし一つ言えるのは、教授は絶対味方になってくれるということです。

課題が難しすぎて一生終わらなかったため相談しに行った際、いちから説明しなおして添削までしてくださいました。試験に関する不安な気持ちも察してくださり、どのように勉強したらいいかということまで教えてくださいました。どうしても躓いたときは素直に相談しに行くことをおすすめします。

 

②カナダ西海岸の天気について

 

カナダといえばめちゃくちゃ寒い国!と思って行った私にとって、西海岸地域はかなり暖かく生活しやすい地域です。日本と比較すると年中低めの気温ではありますが、-30度を記録する東海岸より格段に日本に近い気候のため、寒すぎるという経験をすることなく春の天気を迎えました。

冬場は平均0~3度あたりで、夜になるとマイナスになるくらいでした。そのため、現地で厚手の上着を一着購入するだけで冬は乗り越えることが出来ました。しかし風が吹いていると寒さを感じやすいので、マフラーと手袋は一組ずつ持ってくるか、購入することをおすすめします。

また、今年は特に暖冬の年になったようで、雪の回数も例年より格段に少ないと現地生から聞きました。弱い雪が数時間だけ降ることはありますが、しっかりと積もったのは三回程度でした。しかし実際に公共交通機関が止まってしまい、休校になった日もありました。生徒同士で雪遊びをする人も多いので、雪に足を踏み入れることが出来るようなブーツがあると冬場は重宝するかもしれないと感じました。私はドクターマーチンで乗り切りました。

雪が本格的に降る季節では、カナダの醍醐味であるスキーリゾートが一気に活発になるのでぜひチェックしてみてください。ウィスラーに訪れた思い出話も次号でできればと思っています。