Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

オーストラリアカトリック大学
2023年 11月号 国際学部 K.I

①この留学を振り返って

この留学では多くの苦労や悩み、ホームシックになることも何度もあったけれど、最後まで全てやり切ることが出来たので、自分に自信が持てるようになりました。留学を美化していた訳ではないけれど、ここまで自分は落ち込むのかと自分に驚くこともあり、留学はやはり様々な面で予想外なことだらけだなと思います。留学に来る前は自分を好きだと思えなかったり、自信が持てなかったり、マイナスな部分がありましたが、今回の経験で自分自身と向き合う時間が今までで一番多く、自分の良さや長所に気づくことが出来ました。英語で話す自分は日本にいるときよりも積極的に初対面の人と会話ができ、相手の反応を考えすぎずにコミュニケーションを取れたおかげで、ここでは多くの信頼出来る、何でも話し合って笑い合える友達に多く出会えました。

日本では決まった友達としか関わらず、自ら新しい環境に踏み込むことを避けていました。しかし、留学中は自分で行動を起こさないと何も始まらず、そのような環境で過ごすことで、自然と自分の考え方や態度も変化しました。メルボルンは本当に多国籍で、日本にいれば関わる機会の無いような、様々な国籍の人たちと関わり、友達になることが出来ました。国は違えど、考え方や性格が似ていることもあると知り、友達作りに国籍やバックグラウンドは関係ないと学びました。

異国で一から環境に慣れ、友達を作り、大学での勉強をしっかりと進めることは大変で、全てに慣れるのにかなり時間は掛かりましたが、ここで経験した良い面、悪い面、全てが私の財産で、必ず将来に繋がると信じています。家族から離れ、距離を置くことで、直ぐに頼らず、自分で解決しようとする自立性はかなりついたと思います。

 

②留学経験をどのように活かすか

最初の数か月は、今すぐに帰りたい、ここで最期までやり切ることは不可能だと思っていました。今でも当時の気持ちは鮮明に覚えているので、留学生活が終わったことが信じられません。日本ではずっと同じようなバックグラウンド、国籍、性格の人たちと関わってきましたが、メルボルンで誰一人と同じ背景の人と出会わず、多様性、どんな人でも受け入れることの大切さを学びました。初めはあまり気が合わないように見えても、関わるうちに気が合い、仲良くなるといったケースが多く、人を第一印象でジャッジしたり、自分の中で勝手な固定概念を持つことをやめようと思うようになりました。

また、積極性の大事さ、何事にも固定概念を持たない、そして人の目を気にし過ぎる必要はないというマインドセットを日本に帰国しても続けていこうと思います。留学では自分と向き合う時間が多く、自分の内面や考え方で直すべき点が多く見つかり、どのように物事を考えると自分は楽に生きられるのか、ということも発見できたので、環境が変わったからといって元の自分に戻らないように将来にも生かしていきたいです。