今学期使用しているテキスト
<授業紹介>
今回は、私が今学期履修している4つの授業を紹介したいと思います。私は、Deakin UniversityのHealthというFacultyに所属しており、Psychology(心理学)を専攻しています。私が受講している授業はすべてPsychologyの分野(HPS)に関するものです。
(以下、HPSの次の数字は、履修可能な学年を表記しています。)
HPS111 – Psychology A: Fundamentals of Human Behaviour
この授業は、新入生対象に設けられたコースで、Psychologyの基礎、report
の書き方の基礎について学ぶことができます。Deakinでは、2年生から、各自、様々な分野の心理学を学習していくことになるため、この授業では、心理学の基礎をあらゆる観点から、学習します。
私の場合、心理学を学習するのが、初めてなので、この授業から心理学の基礎を幅広く学ぶことができます。
HPS203 – The Human Mind
この授業は、いわゆるCognitive Psychology(認知心理学)と呼ばれるものです。
Working memoryを代表とする脳の仕組みについて学び、脳や神経がどのように人間の感情や状況判断に結びつくのか、また心理状況をどのように変化させるのかについて学習しています。最新の脳科学の情報を知ることができるので、毎回の授業で、目から鱗の情報を得ることができ、とても面白い授業です。
HPS204 – Human Social Behaviour
この授業は、Social Psychology(社会心理学)について学習します。Cultural bias(文化的偏見)やCross-Cultural Similarities and Differencesについて主に学んでおり、文化の違いがどのように心理的な影響を及ぼすのか、偏見は、どのように生まれるのか、それらは、年齢を積み重ねるとどう変化していくのかなどを学習します。東洋と西洋の文化の違いから生まれる価値観などを勉強するのですが、Melbourneは、とてもInternationalで様々な文化の人が居住しているので、私にとって、とても好奇心を掻き立てられる授業です。
HPS310 – Brain – Biology and Behaviour
この授業は、心理学という名前こそついているものの、実際は、生物学や医学に近いと思います。Human mindの授業とは、違い、脳の機能そのものについて学びます。脳と一口に言っても、様々な役割を持ったセクションに分類されています。脳のことは、全くといっていいほど無知であったので、脳について、多くの発見をすることができています。
<授業の課題から生まれる友情>
私は、履修している授業のうちの一つをオリエンテーション旅行で仲良くなった、ア
メリカ人の友達と一緒に受けています。先日、大きな割合を占めるLab reportの提出が
あったのですが、その課題を友達と一緒に取り組みました。彼は、ネイティブで、自分
の所属するアメリカの大学でも、A以下は、取ったことがないという非常に優秀な学生な
のですが、そんな彼でも課題が難しいと言っていて、オーストラリアの大学の課題の難
しさを思い知りました。彼は、私に有益な情報やアドバイスをくれたので、とてもreport
に取り組む上で、とても頼りになる存在でした。
彼は、精神面でも、私に刺激を与えてくれる存在です。彼は、アメリカの大学で既に単
位を取り終えており、Deakinでは、卒業のために単位を取得する必要がないのですが、
課題や授業にとても熱心に取り組んでいます。そんな彼が私に言った、印象的な一言が
あります。
「中途半端は、嫌なんだよ。やるからには、HD(オーストラリアで最も良い成績)
を目指さないと。自分のプライドの問題だよ。」
私は、彼の意識の高さに驚かされると共に、もっと頑張らねばならないという刺激を受
けました。そんな彼ですが、ちょうどこの課題をしている最中に、アイビーリーグと呼
ばれる、アメリカの超名門校の一つ、ペンシルバニア大学の大学院に合格しまし
た。本当に優秀な限られた人しか合格できない大学です。私は、彼の様な意識の高さを
持つ者こそが世界を動かしていく一流の人間なのだと、強く感じました。この留学を通
じて、このような素晴らしい友達と仲良くなることができたことを、誇りに思います。
彼から、受けた刺激を無駄にしないよう、これからの留学生活も私なりに精一杯取り組
みたいと思います。