Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

ディーキン大学
2023年3月号 国際学部 S.U

「環境について」

 私はディーキン大学のオンキャンパスの寮に住んでいます。2人部屋にインドネシア人の方と住んでおり、共有のリビング、キッチン、シャワー、トイレとそれぞれ個別の部屋があります。1人部屋もありますが、シェアルームは2〜6人で何人部屋になるかは部屋が振り分けられてからわかるため自分で選択することはできません。しかし、静かな部屋や性別などの希望をすることはできます。寮は棟にもよりますが私の建物は親切なので基本的に全て綺麗で過ごしやすいです。また、各階に勉強スペースがあったり、卓球台やビリヤード台があるので施設は非常に充実していると思います。そこでは常に誰かしらが遊んでいるため、気軽に足を運んで参加できます。また、無料で洗濯機を使用できますが、洗濯スペースは毎日混んでおり、タイマーをつけておかないと、万が一忘れて放置した場合には勝手に放り出されているということがよくあります。部屋はオートロックなので鍵を持って出ないと締め出されてしまいます。3回締め出されてしまうとそれ以降は一回20ドル詐欺まがいの請求をされるので慎重にいかないといけないのですが、初めて部屋に入ったタイミングで全てを部屋に置いたまま締め出されました。しかし、半泣きで受付に行ったところ1回目だけは免除してもらえました。ルームメイトの場合はシャワー中に鍵を忘れたため裸で締め出されました。そのため、私が代わりに受付に行ったのですが、彼が私に教えていた名前は本名ではなかったため、受付の方からの尋問に合いました。未だになぜ私が尋問を受けなければいけなかったのか納得がいってません。その後、彼に本名を教えてもらいましたが、もうすでに忘れてしまいました。

 

「火災報知器について」

 ディーキン大学の寮では火災報知器が作動するということがよくあります。火災報知器が高性能すぎるということもありますが、毎回消防車が来るほど大掛かりな作業になります。その間はもちろん外に避難することになります。もし、火災報知器を作動させてしまえば300ドルほど請求されることもあるそうなので気をつけましょう。しかし、この火災報知器はディーキン大学の名物のようなもので今では誰を慣れた手つきで避難し驚くことはありません。また、寮は3つの建物に別れており、ハリーポッターのようにそれぞれの棟でチームとして扱われますが、火災報知器が鳴るとチームから点数が引かれてしまいます。私が火災騒動を経験したのは入寮して2日目でした。飛行機などの疲れから早めに寝ていたのですが、火災報知器の恐ろしい音で叩き起こされました。火元が私が住む部屋で、ルームメイトがピザをレンジで温め過ぎたため煙が発生しており、それが原因でした。初めての火災騒動だったため、飛び起き急いで裸足で避難しました。結局何事もなく無事に部屋に戻れたのですが、ルームメイトがパニックになってしまったため、寒い中外で半袖半ズボンで2、3時間、彼のメンタルケアをしました。彼は「もう一生料理しない」、「300ドルも請求されたら親に叱られる」と震えていましたが、そもそもレンジで作るピザを料理と呼ぶのか怪しいですが、深夜に叩き起こされ、ベッドから落ちた衝撃で膝を強打しながら避難をした後に半袖半ズボンで深夜に寒さで震えながら話を聞くこっちの身にもなって欲しいものです。次の日、彼は何もなかったようにレンジでピザを作って幸せそうに頬張っていました。私は、彼が怖くてたまりません。