①現地の学生、友人について(オンライン留学の場合も同じ)
現地の学生に対して感じたことは二つあります。一つ目は、様々な価値観を持った人たちと触れ合えることです。例えば、オーストラリアの人は比較的なんでもカジュアルに考えているイメージです。待ち合わせの約束をしても時間通りに来ないことの方が多かったり、初めましての人同士でも楽しく接しているイメージです。僕の誕生日にルームメイト(ほとんどオーストラリア出身)がお祝いとして動物園に連れて行ってくれる予定だったのですが、そのうちの一人が時間になっても部屋から出てこないのでノックすると「眠たいから行かない」とドタキャンされました(笑)。また、マードック大学は様々な国から渡航して来ているので、それぞれの国のバックグラウンドによって性格の違いを感じることもできます。アジア系の人は比較的、目的を持ってストイックに勉強している人が多いです。獣医を目指している友達がいるのですが、ほぼ毎日図書館にこもって勉強しています。「毎日勉強に追われて大変じゃない?」と質問すると「勉強がしたくてここにきたから良いんだよ。みんなそれぞれやりたいことがあるからね」と割り切っているようでした。他にも、アメリカなどの人たちはとてもフランクにコミュニケーションをとったり、インドネシア出身の人はとにかく笑顔が多いイメージがあります。
二つ目は、学生は真面目に勉強に取り組む人が多いです。週末やパーティーなどのプライベートでは全力で楽しむ反面、普段は勉強に熱心に取り組んでいます。学校から課される課題の量が日本と比べると確実に大変です。その代わり学校の設備もしっかりしています。例えば図書館の自習スペースは24時間自由に使えるし、そこには共有の冷蔵庫や電子レンジがあります。パソコンもひと席につき一つ用意されています。なので週末に図書館に引きこもって朝方まで課題に取り組む学生も何人かいます。オンオフがはっきりしているところはすごいなと素直に尊敬します。
②自由テーマ
二つ目は「差別」について書こうと思います。少し暗い話になりますが共有したほうが良いと感じたのでこのテーマを選びました。実は寮生活の中で少しですが差別に逢いました。僕が友達(Aちゃん)とAちゃんの寮の近くで楽しく話し合っていると、そのルームメイトが帰宅してきたと同時に、Aちゃんに対して「who’s that」と冷たい目で問いかけてきました。僕はそれを見て「なんであんな冷たい態度取られたの?」と聞くとAちゃんが涙目になって「私のルームメイトの何人かはアジア人(特に男性)を差別しているんだよ」と言われてかなりびっくりしました。聞くところによると他のアジア人男性も被害にあっていたそうです。僕のシンガポールの友達はAちゃんのルームメイトと軽く会話をしただけなのに寮の管理施設に「ストーカー被害」を訴えられたそうです。オーストラリアでは差別はダメなものだと学校で教わって育ってきたらしいので減ってきているとは思うのですが、まだ完全になくなっているわけでもないので注意する必要があると感じました。また、差別などの理不尽な被害に遭ったら基本は無視することをおすすめします。また、友達や同じ経験をした人に話を聞いてもらうのも良いと思います。案外そういう経験をしているのは自分だけじゃないので、話を共有することで人の暖かさに触れることができたり、絆が深まったりすると思います。少し暗い話になりましたが、学校生活でこのような疎外感を感じることは99%ないと思うので(むしろ日本が好きという人の方が多い)、安心して渡航してきてほしいです!