Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

マードック大学
2016年4月号 国際文化学部 Y.I

・授業紹介

私が今期、受講している3つの授業を紹介したいと思います。

「Asian Century」は、アジアの宗教、歴史、政治などのテーマについて考察する授業です。考察するだけでなく「Tutrial」と、呼ばれるグループでの話し合いが主な授業では、「なぜ?」といった疑問を追及していくため、一人では分からなかった答えをグループで導き出す過程はとても充実したものです。

「Academic Learning Skills」では、20人弱のクラスの中でグループを作り、その中で毎授業で提示されるテーマについての議論を行い、課題を解決していくという授業です。また、そこから派生して授業課題のエッセイに結び付けていきます。ちなみに、授業を通して、エッセイの規則や書き方なども教えてくれるため、私の大学で行われる「基礎講習」と呼ばれる授業に似ているとも思いました。

「Indonesian」は、名前の通りインドネシア語を勉強する授業です。ただ、インドネシア語を日本語ではなく、英語で勉強するので、とても頭を使います。具体的には、中学生の時に英語をべんきょうしてた時は、英語を日本語で捉え、学んでいました。しかし、前述したように英語でさらなる外国語を学ぶため、日本語で考える過程を飛ばして直接、英語で外国語を捉え、学ぶので「あ、英語の脳で勉強してる」という実感が持てました。また、なにより講師の方がとてもやさしく、明るいので、私も楽しく意欲的にインドネシア語を勉強させていただいております。

以上が、私が今期に受講している授業です。他にも、写真や先住民に関する個性的な授業がたくさんありますので、必ず自分が「学びたい」と思えるような科目が見つかるはずです。

・おすすめの観光地

私がオーストラリアの回った観光地の中で今のところ最も魅力的だと思ったのは「Caversham Wildlife」です。一言で言うならば、「動物園」です。しかし、この動物園が日本の物と一線を画すのは、やはり日本にはいないオーストラリア独自に生息する個性的な動物たちと触れることができることです。

代表的な動物であるカンガルーを見学しただけでなく、触れ、エサを与えることまでできたのは、大変貴重な体験でした。ちなみにエサは無料で手に入れることができます。また、カンガルーたちも人に慣れているためかエサを持っていれば、遠慮なく近づいてきますし、カンガルーによっては木陰で昼寝をしたりする者もいたので、このカンガルーたちに出会うためにこの動物園を訪れてもいいと思います。

加えて、園内に大きな小屋があるのですが、そこではスタッフの管理のもと、フクロウやインコなどの鳥に出会い、ウォンバットと呼ばれるまた別のオーストラリアを代表する動物とも写真を撮影しました。しかし、最も印象に残っているのは2mほどの長さを誇るヘビと一緒に写真を撮ったことです。あの生気を感じないひんやりとした感触は、いい意味で今でも忘れられません。

他にも、羊の毛刈りの疲労や牛の乳しぼりなど非常に充実した一日をこの動物園で過ごせました。まさに見ても楽しめ、触れても楽しめる素晴らしいおすすめの観光地です。