Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

マードック大学
2012年2月号 文学部 N.Y

1.オリエンテーションについて

オリエンテーションは約2週間にわたって行われます。このオリエンテーションは、大学に慣れて、友達を増やすための期間という感じです。そこでは、まず大学の施設やサービス、大学での勉強の仕方などの説明があります。加えて、大学の職員の方々が様々なイベントを企画して下さり、この期間だけでもかなりオーストラリアを満喫できます。

具体的なイベントとしては学生みんなでの食事やゲーム大会はもちろんのこと、サーフィンのレッスンを受けたり、コアラ、カンガルーを見に行ったり、キングスパークという緑豊かな公園や、フリーマントルという繁華街に行ったりしました。また、上記の期間中に、マードック大学で働いている日本人の先生が日本人学生のためのオリエンテーションを開いて下さり、そこで授業の登録などをサポートして下さいます。先生は私たちがオーストラリアに着く前から、留学に必要な様々な情報を教えて下さいました。現地にいざという時に相談できる日本人の先生がいるということは、海外での生活経験が少ない人にとっては非常に心強いことだと思います。

当然のことですが、オリエンテーションは基本的に英語を通して行われます。そのため私自身、最初は戸惑うことも多かったですが、大学の職員の方や、現地でできた友達が本当に親切で、彼らのサポートのおかげもあり、思った以上にオーストラリアでの生活に早く慣れることができたと思います。

 

2.環境について

気候としては、オーストラリアは現在夏で、暑い日には40度を超える日もあります。しかし、京都の夏のようにじめじめした感じではなく、からっとした暑さなので、数字が示すほど暑くはありません。ですが、注意すべきは日差しの強さです。日焼け止め、サングラスの使用はこちらではほぼ必須です。体質にもよりますが、それらを使うかどうかで体の疲れが早かれ遅かれ、かなり違ってくると思います。僕の場合は3日間何も使わないと、眼が痛くなったり、いつも以上に疲れを感じるので、日差しには特に気を付けています。また、朝、夜は少し冷える日もあり(17℃ぐらい)夏でも薄手のカーディガンかパーカーを一つはもっていた方がいいと思います。

今のところ、生活においてそこまで不便だと感じたことはありません。 全体のイメージとして、大学やその近辺は、都会ではないですが、かといって田舎過ぎずといった感じです。大学の中には、図書館、食堂、銀行、本屋、旅行会社、スポーツセンター、などがあり設備としては十分だと思います。近くにスーパーもあり(バスで2,3分、徒歩15~20分)、そこでは、食料品、衣服など、生活する上で必要なものは、こだわりさえなければほとんど手に入ります。 また、バスで25分くらのところに、フリーマントルという繁華街があります。決して大きい街ではありませんが、服屋、本屋、カフェなどがあり、だいたいのものは手に入ります。休日には多くの人がここを訪れ、大道芸なども催されます。

3.自由テーマ

ここでは、留学生の生活の中心になる寮のことについて詳しく書きたいと思います。交換留学生が住むことになる大学内の寮は大きく2種類あります。North Villageとよばれる寮と South villageと呼ばれる寮です。共通点はどちらも、大学内にあり、教室まで徒歩で15分くらいです。部屋は、個室(6畳ほど)ですが、基本的には2~8人(部屋のタイプは選択可能)でキッチン、バス、トイレを共同で使う学生が多いです。ルームメイトは、様々な国の学生が混ざるようにふりわけられます。オーストラリア、アメリカ、シンガポール、マレーシア、ドイツ、デンマークなど、様々な国の学生がいます。

各寮の違いとしては、North=新しいけど家賃が割高、South=少し古いけど割安という感じです。私は、先輩に「よっぽどのきれい好きじゃない限り、Southで大丈夫」とアドバイスを受け、Southの6人共同の寮に住んでいます。感想としては、確かに先輩のアドバイスの通りだと思います。最初は「少し汚いかな」と思いましたが、2週間たった今では慣れたこともあり、気になることはありません。6人でのバス、トイレの共有も特に問題ありません。ただ、私の寮では、シャワーの調子が悪く、お湯を出していても、途中で冷たい水に変わります。寮のスタッフに何回か修理をお願いしましたが、2週間たった今まだ治っていません。いくつかの寮では同じことが起こっているようです。万が一、自分が申し込んだ寮が自分に合わない場合は、有料ですが部屋を変えることもできるようです。ただ、僕は最初、大学の寮ではなくホームステイを考えていましたが、villageには現地の学生もいますし、利便性や経済面を含めて、ホームステイではなく大学の寮を選んで良かったと感じています。