カルチャーショックについて
オーストラリアに来てから様々な変化に驚かされています。特に印象的なのは、友達がさらにその友達を連れてくることです。例えば、遊びにいく約束をして待ち合わせ場所に行くと、友達とその友達が待っているのです。事前に知らされずに対面することもしばしばです。私自身があまり社交的ではないので、知らない人が来ると気を遣って楽しめないのでは?という思いから、友達を遊びに連れてくることに対して抵抗がありました。しかし、オーストラリアには、フレンドリーで出会いを楽しめる人が多いように感じます。そのような性格の違いが、このような形に顕著に現れているのかもしれません。そのようなカルチャーショックのおかげで、こちらに来てから知らない人と話す機会がぐんと増えました。私は初対面の人と話をするのは苦手なのですが、そんな状況の連続なので、以前よりはそのような環境に慣れたかなと思います。
カルチャーショックは他にもあります。例えばフラットの使い方の違いです。私のフラットにはオーストラリア人はいないのですが、共同生活の中でやはり日本人との違いを感じることが頻繁にあります。日本人は他の人に迷惑をかけないように行動する傾向が強いと思います。例えば、机を汚したら拭く、自分で出したごみは捨てる、私物は置かない等。もちろん個人の性格の違いもありますが、日本人に比べそのような意識が低いような気がします。特に私が気になったのは、料理の後に机を拭かないことです。なので、机の上にごみが散乱していることもあります。日本人は比較的綺麗好きなので、そういった点ではフラットでの生活はなかなか大変かもしれません。
英語について
英語と日本語の言語の違いも大きなカルチャーショックの一つです。英語では、人と会った時にHi, how are you?と言って会話が始まることが多いです。これは友達、先生、お店、どんな場面においても当てはまることです。ですが、日本語ではそれにあたる言葉がないような気がします。以前友達に「日本語にはそのような表現はない」と伝えたら、「じゃ、どうやって話し始めるの?」と言われ、困ったのを覚えています。改めて考えると確かに、どう声をかければいいのか分からないので不便ですよね。
また英語では、大げさに表現することが多いように感じます。Great! と褒められたりした時に、「いや、そんなに?」と思ったりします。日本人の「良いね」と彼らの「素晴らしい!」は同じくらいの程度なのかもしれません。こちらに来てから、Good day(グッダイ)のようなオージー英語に触れる機会は正直ありませんでした。しかし、大学内には様々な国から学生が来ているので、様々な英語の聞き比べをすることが出来ました。シンガポール、アメリカ、インド等やはり違いがあり、すごくおもしろいです。そのような環境の中で、日本英語があってもいいのではと私自身思うようになりました。発音は大事だと思いますが、それ以上に重要なのは相手に伝わることです。なので、堂々と発言することに重点を置くべきであるというように意識が変わりました。なにより、発音ばかり気にしていたら何も話せなくなってしまうので、ある程度の開き直りは必要です。