オリエンテーションについて
マードック大学では O week(Orientation week) と呼ばれる期間があり、約2週間に渡って各種オリエンテーション・イベントが開かれます。この O week は新入生が新たな一年を始め、大学生活に慣れるために必要な事柄を提供することを目的としています (Murdoch University Orientation Guide P.5より私訳)。オリエンテーションは多種多様で、現地の学生を含めた新入生のためのもの、International Student のためのもの、日本人留学生のためのもの、Murdoch University Village(学生寮)の入居者のためのものなどがあり、新入生に対するサポートがしっかりしています。
主なオリエンテーションについて少し触れたいと思います。Village入居者のためのオリエンテーションが交換留学生最初のものとなります。入居にあたっての注意点を細かく説明されていました。
International Student 向けのオリエンテーションは複数回あります。初回はキャンパスを離れ、Fremantle (Freoと現地人は呼ぶ)という場所までバスで向かいました。Fremantle市長が来賓挨拶をされました。また、OSHC(Overseas Health Cover: オーストラリアの学生ビザ取得に必要な海外保険)の説明や、学術書の読み方、オーストラリア英語の紹介などがありました。
これらオリエンテーションに参加してみて思ったことの一つには、ジョークがとても多いことです。どのオリエンテーションもフォーマル感が無く、会場は笑いに溢れていました。しかしそれは決して悪いことではなく、むしろプレゼンテーターはみな話術に長け、OHPを使い、高いプレゼンテーション能力を持っていました。プレゼンテーションができて当たり前というぐらいの印象を受けました。O week だけでもとても楽しむことができると思います。
自由テーマ「イベント情報」
マードック大学と Village では実に多くのイベントが開かれます。その中のいくつかを紹介します。
‘Fun in the Sun’ Beach Day はパースの美しい海を体験できるイベントです。始めに当地のライフセーバーのガイダンスがあり、その後は基本的に自由行動です。もちろん泳ぐことができます。近くにジェラートの店もあるので、そこで疲れたら休むこともできます。
Caversham Wildlife Park Tour はAU$10 かかりますが、ぜひとも参加すべきイベントだと思います。オーストラリアの代表的な動物であるカンガルーやコアラ、ウォンバットを間近に見ることができ、特に、カンガルーは放し飼いされている広場があり、餌付けなどで触れ合うことができます。
また、Welcome Dinner は10年以上続いているマードック大学の伝統的なイベントです(全く堅苦しいものではありません)。カンガルー、コアラ、アリゲーターなどの十数個の班に分けられ、シェパーズパイやカレーなどの料理をいただきます。その後、班ごとにオーストラリアに特有のものをアルミホイルのみで作成します。私の班ではシドニーにあるオペラハウスを作り、三位入賞しました。
これら全てのイベントの運営は International Staff(International Studentをサポートする学校の組織)及び学校の正式な組織団体としての学生ボランティアによってなされています。これらの組織の果たす役割は大きく学生サポートに全力を注いでいることがわかります。次号で彼らについてレポートしたいと思います。