Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

マードック大学
2014年2月号 法学部 S.T

オリエンテーションについて

マードック大学でのオリエンテーションは年度によって多少異なりますが、大体二週間程行われます。Murdoch University Villageに住む留学生の為のオリエンテーションはなかなか充実していました。約2週間という長い期間多くのイベントが催されていましたが、日本のものと雰囲気が違い僕にとって非常に新鮮であったので、参加するのはそれ程苦痛ではありませんでした。特にFree Meal<無料のご飯>が出る時は有頂天の気分でした。他国の留学生もたくさん来るので食卓を囲んで交流するといいと思います。オリエンテーションは健康管理、法律、履修方法、観光等の必須の知識であるものからプライベートを楽しむ為の情報まで幅広くカバーしていました。日本人留学生のみのオリエンテーションもあり、わからないことがあってもそこで質問できるので大丈夫です。マードック大学で教鞭をとっておられる森山先生をはじめとするサポーターの皆様が、しっかりサポートしてくれます。そして、ネット環境も整えておくべきです。オリエンテーションの補足情報などがメールで送られてくるからです。日本で事前にインターネットで携帯を調達するか、空港等でプリペイドシムカードを購入するなどして備えて下さい。マードックのオリエンテーションは素晴らしいものでしたが問題だったのは僕のリスニングでした。留学生に理解のあるスピーカーは留学生が理解できるよう考慮し話すスピードを下げて話すなどしてくれますが、早口のオージーイングリッシュは理解できませんでした。オーストラリアでの留学を考えてる人は日本にいる間に絶対にオージーイングリッシュに慣れてください。「彼らは本当に英語を話しているのだろうか?」と僕は、オリエンテーション期間中このように思うことが何度もありました。


Murdoch University Village

 

人生初の経験

こちらに来るまで僕は人生で一度も家を離れたことがありませんでした。海外渡航経験も飛行機搭乗経験も皆無でした。マードックに到着するまでたくさんの人生初の経験を楽しみました。特に、初めての英語での食べ物の注文は緊張しました(笑)。そして今人生初の一人暮らしをしています。そんな僕は慣れない生活からか気付かない所でストレスを抱えることがありました。ストレスの一番の要因は、身のまわりのことを自分でしなければいけないということに加え、今まで異国の地で暮らしていた知らない人間といきなり家を共有し生活するという環境の変化でした。渡航前からわかっていたことではありますが、どれだけ大変なことかというのは、実際に経験しないとわからないものでした。料理、洗濯、買い物、掃除等、やらなければいけないことは山積みです。これらが積み重なり、授業が始まってすらいないのに数日間精神的に落ち込んだ事がありました。こうならない為にも日本にいるときから自分のことは自分でするという癖をつけるべきだと思います。そして自分という人間を客観的に分析してからこちらの生活に臨んでください。「自分は成人してもう大人だしである程度できるだろう。」というどこから湧いて出てきていたのかわからない自信を胸に僕は学生寮に入居し、見事に粉砕されました。親から独立するのに年齢は関係ないと思います。留学を考えている人の中に親に依存しているという人は、是非脱却してください。さもないとこちらで入居後すぐに親のありがたみを痛感することになります。