Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

マードック大学
2016年9月号 国際文化学部 Y.I

・現地の学生、友人について

勉強だけでなく、現地で一生の価値があるような友人と巡り合うのも留学の醍醐味の一つです。オーストラリアに来てから、様々な過程でたくさんの人に出会い、友人もたくさんできました。今回は、現地の友達がどのような性格なのか、私が彼らと友達になったかなどを紹介したいと思います。

いままで多くのオーストラリア人と出会ってきましたが、その全員に共通していることは、心が本当に広く、陽気で「子どもの心を持った大人」という印象を与えるところです。いつもニコニコしていて、何をするときも楽しそうで、一緒にいるこっちまで楽しくなってしまいます。

国民性には、偏見などが必ずあるものです。例えば、日本人もよく「シャイ」や「礼儀正しい」などと言われますが、みなさんにも「僕はシャイじゃないよ」や「俺は礼儀正しくないぜ」などという方がいらっしゃるのではないでしょうか。(まあ、礼儀は正しいほうがよいのですが) しかし、オーストラリア人は良い意味で聞いていた通りの性格でした。おおざっぱで陽気でとってもフレンドリーです。そんなオーストラリア人が自分は大好きです。

その現地での友達との出会いには本当に様々な種類がありました。しかし、そのすべてに共通して言えることは、自分から積極的に仲良くなろうという姿勢で関わろうとすることです。そうすれば、英語が喋れる喋れないに関わらず自ずと友達は集まってきます。ですので、「友達ができるか不安」などと言った気持はあるかもしれませんが、話しかけた殴られるようなことはないので気軽に肩の力を抜いて、自分から相手との友情を築く努力をしてはいかがでしょうか。

・他の日本人との付き合いについて

断言します。「英語を喋りたいから他の日本人留学生とは距離をおこう」ということは、絶対、絶対にやめて下さい。これは私も前回の留学で犯しそうになった間違いです。以下では、留学先での日本人留学生との付き合いがいかに大切かをみなさんに紹介したいと思います。

確かに、「日本人だけで固まってしまっては日本語しか喋らず留学の意味がなくなってしまう」という考えには賛成です。しかし、だからといって他の日本人と距離を置くのは間違っています。まず、留学生の日本人は同じ状況にいるというのは、この上ない心の支えになります。私も不定期ですが、他の日本人留学生と話しますし、この留学を通して兵庫や東京の日本人とも良き友人、留学仲間となりました。

加えて、日本語を話すことも留学するうえで大切だと思います。英語を勉強しに留学するわけですが、何も24時間、英語しか喋らなければならないということはないと思います。時には日本語で友人と他愛のない会話をすることも必要不可欠だと思います。普段、英語ばかり喋っていると、たまに喋る日本語が自分に途方もない安心感を与えてくれます。ラーメンをフォークで食べる一週間を過ごしてから、お箸でラーメンを食べてみてください。私の言わんとしていることが分かるかもしれません。

他の日本人留学生と交流を怠らないでください。以上の理由と私の実体験から、これから留学を考えてるみなさんに強くおすすめします。異国の地で、同じ日本人がなによりも強い心の支えになることは間違いないでしょう。良き友と一緒に留学を過ごしてください。