Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

マードック大学
2017年5月号 国際文化学部 S.T

①    治安、危険を感じたこと、トラブルについて

私はこれまで一度も海外経験がなかったので、海外は日本と比べ、危険やトラブルが多いだろうと危惧していました。ですが、パースは治安も良く、今のところは危険を感じる場面に遭遇したことはないのでそれほど身構えをする必要はないと思います。

私は大きな危険などを感じたことはありませんが、一つだけ学生寮に関してトラブルに遭遇しました。大学の学生寮では、現地のオーストラリア人や世界各国からの留学生と一緒に生活することになります。その中では、少なからず生活に関する様々なトラブルを抱えることがあると思います。例えば、私の場合は食事の後に自分の皿や調理器具を洗わずにそのまま放置したり、他人の食材や調理器具などを勝手に使用したりというケースでした。ルームメイトにこのトラブルについて話をしたのですが、これがきっかけでそのルームメイトとの関係が悪くなってしまいました。そして、最終的に私は他の部屋に移動することになりました。日本人留学生のコーディネーターの方の話によると、このようなトラブルは時々起こるそうです。ですが、もし自分自身が生活の中で住みにくさを感じるなら、状況次第では自分の気持ちをきちんと言うべきだとその方はおっしゃられました。私の場合は悪い方向に進んでしまいましたが、それでも私もその意見に賛成します。もし、部屋の引っ越しをしないなら、その部屋で約一年間生活することになるので、自分が居心地の良い環境で生活する上でも必要なことだと思います。

 

②    大学でのエッセイ、レポートについて

日本の大学と同様に、こちらの大学でも授業の課題としてその授業に関するエッセイやレポートを提出する機会があります。ここで私が少し苦戦したのが、ライティングのスタイルの違いです。私は授業のエッセイやレポート書くとき、自分の主張を文章の最後の部分で書く傾向がありました。ですが、こちらのライティングでは自分の主張することはパラグラフの最初の文で述べなければなりません。これは英語のライティングの基本なのですが、大学の授業で初めて提出した課題ではそれができておらず、そのライティング課題ではあまり良い成績を取ることができませんでした。もし、留学前にまだ英語でのライティングに慣れていないのであれば、日本にいる時に事前に英語でのライティングの勉強をしておくといいと思います。現地の一年生と一緒に学ぶAcademic Learning Skillsの授業や日本人交換留学生のための授業でもエッセイやレポートの書き方を学びますが、前もって知識を学んでおくとより理解を深めることができます。なので、もし時間に余裕があるなら英語の勉強だけでなく、英語での大学の学習スタイルについても勉強しておくことをオススメします。また、日本から英語のライティングのための参考書を持ってきておくと、自分がライティング課題で書き方に困ったときに確認ができるので便利かもしれません。

これは日本人の交換留学生向けの授業で実際に使われたエッセイの書き方の資料です。