Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

バルセロナ自治大学
2022年7月号 法学部 T.F

・試験について

Idioma y Traducción C6 (Japonés)

 

日本人留学生に対しては、特に試験はなく、日本の小説をスペイン語へ翻訳する課題が2回に分けて課されました。内容としてはそれほど難しくありませんでした。

 

Idioma Castellano para Traductores E Intérpretes 1

 

毎回授業で出される課題や、あるテーマについて自分の意見を述べる動画をとり提出するものもありました。最後に筆記試験が行われ、これも難易度はさほど高くありませんでした。

 

Idioma Catalán para Traductores E Intérpretes 1

 

今学期とった3つの授業の中で最も難しかったのがカタルーニャ語の授業でした。試験は小テストが2回、学期末のテストが1回と計3回行われました。1回目と2回目のテストは比較的簡単でしたが、3回目のテストはかなり難しかったです。その他にも、グループワークや個人でのプレゼンなどもありました。この授業は基本的にすべてカタルーニャ語で行われるので、日本にいるときから勉強を始めた方がスムーズに授業を受講できると思います。

 

・San Fermin

7月はスペイン3大祭りの一つであるSan Fermin祭に行ってきました。San Fermin祭とはナバーラ州の州都であるパンプローナで7月6日から14日の間に行われます。私が所属していたゼミの先生が学生時代、ここに留学していたこともあり、よくこの祭りの話を聞いていたので、個人的にスペインの祭りのなかでもっとも楽しみにしていました。コロナのせいで2年ぶりの開催とあって国内外から多くの観光客が訪れていました。この祭りの一番の見所は祭りの期間中、毎朝8時から始まるencierro(牛追い)です。牛追いでは旧市街地に定められたルート(825メートル)を何百人という参加者が牛の前を走り、ゴールである闘牛場に向かいます。この牛追いは3分ほどで牛と人々が走り抜けていくので、ほんとにあっという間に終わってしまうので、見逃さないように注意してください。最初は私も参加しようと思っていたのですが、スペイン人の友達に危ないから参加しない方がいいと言われたので、走りませんでした。実際に、牛追いでは毎年多くの怪我人が出て、年によっては死者も出ているので、参加する際は十分に気をつけてください。祭りに参加するにあたって白の上下に、赤いバンダナ、赤い腰紐を着用するのが慣例となっています。私も街に到着した際に、どこを見渡しても、みんな同じ格好をしていたので、なんだかこっちが逆に恥ずかしくなりました。しかし心配はいりません。街の至る所でこれらの衣装は売っているので、すぐに調達できます。他にも、この祭りではカタルーニャ州では禁止されている闘牛や花火やコンサートなども行われており、個人的にはバレンシアの火祭りよりも面白かったです。

 

闘牛 伝統衣装の赤いバンダナと腰紐 encierro(牛追い)