➀試験について
-学部授業
前期・後期それぞれに中間試験・期末試験があります。日本と同じく授業によって試験の方式や配点が違うため、授業履修の際に注意してシラバスを見ることが必要です。
私が前期に履修した授業の試験は、レポート形式で期間内に提出すればOKでした。好きな時間に取り組める点は良かったですが、勿論韓国語で書かなければならないし、分量もA4用紙3枚分だったので苦労しました。特に、韓国語の文法や語彙力が未熟だったので、上手く自分の言いたいことやニュアンスを韓国語で伝えることが難しかったです。自然な表現になっているか、教授に提出する前に、韓国人の友達に確認してもらうといいと思います。
私の場合、大学で「試験期間」というと、試験が実際にある1週間を意味するものだと思っていたのですが、韓国の友人が言う「試験期間」は試験が始まる一週間前を含めた期間を指すらしく、「試験期間」に入ったら、図書館やカフェで勉強している人が目立つようになります。韓国では就職時に大学時代の成績や活動内容が重視されるため、日本の大学生よりも、授業や試験に熱心に取り組む学生が多いと感じます。勉強しに来た留学生にとって、勉強するのが当たり前な韓国での大学生活は、とても居心地がいいです。
-語学堂
約2か月を1学期として数える語学堂は、自然と学部授業の試験期間とずれて、試験があります。語学堂も、1学期の間に中間テストと期末テストがあります。
試験内容はTOPIK形式で、듣기(聴き取り),말하기(話す),쓰기(書く),어휘・문법(語彙・文法),읽기(読み)すべてあります。語学堂のテストは2日間に分けて行われるので、負担はそんなに大きくありません。試験の前日まで授業があるため、毎日の予習・復習が大事になります。
私の場合、「聴き取り、話す」は勉強方法が決まっていないのと短期間で伸ばすのは難しいので、日常的に意識しながら、ドラマを観る、友達と会話を沢山するということを試験対策にしていました。「書く」に関しては、問題形式がTOPIK問53、問54と変わらないので、試験の3日前からTOPIKの過去問の模範解答の文構成を徹底的に分析し、傾向や表現の仕方をそのまま暗記する方法で乗り越えていました。「語彙・文法」は授業内で習った範囲で出題されるので勉強はしやすかったです。ただ、教科書からだけではなく、先生が授業中に追加の知識としてさらっと出してきた単語も試験と関わりが大きかったので、授業中も注意深く集中して受けることを勧めます。「読み」は単語力と読解力が必要とされます。
②語学堂の課外授業について
学期内に一回、中間テストが終わった頃に課外授業の日が設けられます。
1学期は、初級・中級・高級とクラスによって場所は異なりましたが、クラスのみんなと遠足に行きました(中級Ⅱはカンチョン文化村でした)。
2学期には、K-POP大会が、東亜大学内にあるホールで開催されました。このK-POP大会について詳しく紹介したいと思います。
・日程:7月22日(金)
・参加者:全員(出場者・応援者)
・部門:歌・ダンス
・賞金:1位30万ウォン、2位15万ウォン、3位10万ウォン
私はダンス経験が全くなかったのですが、賞金に目がくらみ、高級クラスにいた友達を誘ってダンス部門に挑戦することにしました。集まった7人みんなダンス初心者だったので、必死に振り付けを覚え、授業の合間に確認したり、休日にスタジオを借りて練習したりしました。私たちは、かっこいい曲の(G)idol-mybag、観客もみんなで楽しめる曲のTWICE-Dance the night awayを選曲しました。衣装や小道具も自由だったので、服装をピンクで揃えたり、夏に合わせてお花の髪飾りとワンピースで揃えたりと、工夫してみました。
結果、私たちのグループは惜しくも3位でしたが、順位よりもK-POP大会で初めて出会った人と練習を繰り返すことで、深まっていく仲になれたことや、初めて人前でダンスを披露したという緊張感など、参加して良かったなと思えるいい思い出になりました。
出場者は私たち以外にも全部で12組ほどいて、歌のジャンルもポップ・トロット・バラードなど様々でした。また出場者のみだけでなく、応援組もプラカードを作ったり、応援の掛け声を作ったりと会場を盛り上げてくれました。多様な国籍の友達が韓国の歌やダンスを踊っているという一体感と、みんな「韓国が好き」なことに素直で、自然と会場も湧き、コンサートのような雰囲気がとても楽しかったです。