①環境について
大学内には食堂、図書館、Wi-fiなどの一通りの設備が揃っている。
図書館で本を借りたり、コピー機を使用する際にはMENSAカードと呼ばれるカードが必要で、パスポートとデポジット代10€を支払うことでもらうことができる。電子マネー機能もついており、コピー機や大学構内の食堂での支払いに利用できる。食堂は学生であれば小鉢のサラダにプレートの料理で5€以内であるため、非常にリーズナブルである。
住居は9月から一ヶ月間はリューネブルク中心地のシェアハウス、10月以降は大学が運営するシェアアパートに住んだ。ドイツは水が硬水と聞いていたので、身体への影響などが少し心配であったが特に問題はなかった。
買い出しは日本のようにスーパーマーケットがあったためそれほど困らなかった。リューネブルクにはアジアンマーケットもあるため、日本食を作ろうとすれば作ることができる。そのため、生活をする上ではあまり大きなカルチャーショックを受けたことは少なかった。
ドイツのスーパーで一番驚いたことは飲み物を買った際にペットボトルや缶等の容器に代金がかかっていたことである。この料金はいわゆるデポジットで飲み終わった後にスーパーに持っていけば返金してもらえるシステムである。このシステムのおかげか、街中を歩いていて缶やペットボトルのポイ捨てを見ることはほとんどない。
②日本から持っていって良かったもの
まず一つ目に大きめのリュックサックである。ドイツのスーパーでは日本のようにレジ袋を販売しておらず、カバンを持っていなければ紙袋か布製のバッグをその場で買うことになる。そのため、大きめのリュックサックを持っていると、買い出しの際に非常に役に立った。ドイツは祝日と日曜日は駅の売店など以外は全て閉まるため、一気に食料品を買い込むことも多々ある。運びやすさを考慮しても大きめのリュックは持っていくことをおすすめしたい。
二つ目は布製のガーゼマスクである。というのもドイツは部屋干しでも洗濯物が問題なく乾くくらい乾燥しているため、夜寝ている間に喉が乾燥して痛めることがある。この乾燥対策として個人的には布製マスクは重宝した。そのため喉の乾燥に悩まされている人はマスク含め一通りの乾燥対策を持っていくといいかもしれない。一応ドイツのスーパーにもマスクやのど飴等は置いているが、味や舌触りはそこそこ人を選ぶものであったと思う。