現地の学生、友人について

　まず現地の学生について少し書いてみようと思いますが、特に日本の大学生と変わらない印象です。京畿大学は学部の数が多いため、学生も多いとは思いますが、龍谷大学と比べ校舎がかなり広く作られているため、休み時間にすれ違う人数はそれほど多くないです。登校時間や食堂、午後の授業終わりの時間は学生もたくさんすれ違います。

　友人についてですが、留学生や韓国人の友達、日本人の友達など韓国に来てからたくさん友達ができました。授業で友達になった人もいれば、友人の友人というつながりで知り合って友達になることが多いです。友達、知り合いになるきっかけはたくさんあります。

 　留学生の友達の中では特に台湾の留学生と仲良くなりました。お互いに語学堂に通っていて今は韓国語で会話していますが、初めにあった頃は英語で会話していました。1学期の時から一緒にいるため、最近はお互いの韓国語能力が伸びていることも実感でき、時々2人で感動しています。(笑)

 　韓国人の友人は大学の授業やプログラムで出会った友人もいれば、共通の友人を通して出会った友達がいます。私は、初めは韓国人の友人、知り合いが0人の状態で韓国に留学に来ましたが、今では、気軽に一緒に夜ご飯を食べに行ったり、テスト期間に一緒にカフェに勉強しに行ったり、休みの日には一緒にどこか遊びに行ったり、思っていた以上にたくさんの友人に出会いました。中には、私が日本人だから知り合うことができた友人もいます。京畿大学は本当に日本人が少ないです。現時点では私は京畿大学で私の他にもう1人違う日本の大学からの交換留学生1人、正規留学生の1人、の2人しか出会っていません。そのため、学校で初めて会う人たちはまず、日本人ということに興味を持って接してくれることも多いです。大学や語学堂では、日本や日本語に興味のある人が声をかけてきてくれたこともあります。

 　学校生活の中でも友人になるきっかけは十分にあると思います。そのため、留学前にまだ韓国人の知り合いがおられない方もあまり心配せずに留学に来て大丈夫だと思います！

トークプログラムについて

 京畿大学では「Kバディ」という現地の韓国人学生が留学生の留学生活を手伝ってくれる制度があります。現地の学生が留学生1人につき1人、バディとして手伝ってくれます。その方とも友人になることができると思いますが、他にも「トークプログラム」という留学生が外国語に興味がある韓国人学生たちに言語を教えるプログラムがあります。ここでは、京畿大学交際交流チームが開催しているこの「トークプログラム」についてご紹介したいと思います。

　トークプログラムは強制参加ではありません。韓国人の学生たちと友達になりたい、言語を教えたい、など様々な動機で応募し、選考に通ることで「トークチューター(言語を教える立場の人)」としてプログラムに参加することができます。同様に韓国人学生も学びたい言語がある方達が応募し、選考に通ることでこのプログラムに参加できます。

　このプログラムは各グループ、留学生1人につき3〜4人の韓国人学生によって構成されています。活動内容は基本的に自由で、学生ら自らどういう活動をして過ごすのか決めることができます。活動回数は計10回、一回あたり3時間を目安に計30時間の活動をし、活動をするたびにどういう活動をしたのか報告書を提出します。一応目安として活動回数や時間が決められていますが、あくまでも目安です。もっとたくさん集まりたければ集まることもできるし、メンバーと予定が合わなかったり、時間に余裕がなかったりする場合は臨機応変に時間を変更しながら活動することができます。(※ここに書いたのは現時点の募集要項や活動内容です。変更されることもあるため、ご注意ください。)

　私はこのプログラムに1学期、2学期ともに参加しています。1学期の時はほとんど日本語が話せない現地学生とグループになりました。そのため、主に韓国語で会話をしながら、日本語や日本の文化を教えるレベルで教えました。2学期は(現在も活動中)、基本的な会話レベルの日本語が話せる学生たちとグループになりました。そのため、基本的には日本語で会話し、日本語でわからない単語や表現があったときは韓国語で会話している形です。このプログラムは、言語や文化を教えるだけではなく、韓国人学生たちと知り合えることはもちろん、韓国語の勉強や韓国文化を知ることができます。日本語や日本の文化と違う部分も知ることができたりして、楽しいです。ぜひ、京畿大学に留学に来られる方は参加してみてください。

京畿大学校内の紅葉です！