①治安、危険を感じたこと
フィンランドに来る前から聞いたり見たりしていたのですが、実際に来てみて感じたことはとても安全な国だということです。特に私の住んでいるトゥルクでは身の危険を感じることがほとんどなく、ただ、寒くなるためなのか夜に人がほとんど出歩いておらず暗くて心細いくらいです。(特に冬は暗くなるのも早いので)フィンランド人の友達から聞いた話では、殺人事件などもめったに起こらないそうです。スリなども今のところあったことはありません。
具体的に言うと、カフェや学校の図書館では物を置いたまま席を離れて戻っても荷物はそのままだったり、人種差別を感じるようなこともめったにありません。人種についてはトゥルクはかなり豊かだとこちらに来てから感じていて、差別というものを気にすることがない理由の一つなのかなと思っています。一度だけESN(Europe Student Network)主催のパーティーに参加するためにクラブに行ったところ、入口でResidence Cardだけでは不十分だと言われ入れなかったことはありますが、何の情報が足りていなかったのか分からないので、差別されたとは言い切れないかなと思っています。
私が生活する上で何かに警戒するということはほとんどなく、日本で考えるのと同じくらいで大丈夫だと思います。
②クリスマスについて
やっぱりフィンランドはなんといってもクリスマスの国なので、ここでのクリスマスについて紹介します。とはいっても、一番好きな季節は夏だと答えるフィンランドの方もかなり多いです。毎年この暗くて寒すぎる冬を過ごしていると暖かさを求めてしまうのかもしれません。
10月中旬辺りになるとスーパーにすでにクリスマスの商品が並べられていてクリスマス好きの私はかなりテンションが上がりました。フィンランドではクリスマスの飲み物、クッキー、パンが私の知る限りではあります。一つずつ写真で紹介します。
こちらがクリスマスの飲み物 glögiです。見た目はほぼ赤ワインで、味はシナモンです。これを温めて、レーズンやナッツを入れてそれをスプーンですくいながら食べるのがとても美味しいです。
続いてこちらがクリスマスのクッキーpipariです。こちらもシナモンの味がして、Lotusの長方形のクッキーと味がよく似ています。現地の人に教えてもらったのがブルーチーズを乗せて食べる方法だったのですがそちらも美味しかったです。よくフィンランドの料理について思うことで共通しているなと思うことがシンプルだということです。シンプルなもの同士を合わせて素材を楽しんでいるのが素敵だなと思います。
最後にjoulutorttuです。めちゃくちゃ手裏剣に似ていますよね。クリスマス近くなってこのパンがお店でたくさん出されるようになったときちょっと驚きました。真ん中にフルーツのジャムがあってパイ生地です。フィンランドではスーパーでこの生地だったり型だったりが売られているので買ってしまえば簡単に作れるみたいです。jouluはクリスマスという意味でtorttuはパイなのでクリスマスのパイになります。フィンランド語はこういうそのままみたいな言葉が多くて面白いです。形は星がモチーフのようで、イエス・キリストの生誕を知らせたベツレヘムの星が由来と言われているそうです。クリスマスを大事にするということはキリスト教の色も強いということで納得です。
今日は街の広場でクリスマスの宣誓みたいなものがあったので行ってきました。カメラもたくさんあって生中継されているみたいでした。 フィンランド語とスウェーデン語でそれぞれ話されていたみたいです。この数分のためにすごい数の人が来ていてこの街にこんなに人がいたのか!と驚きました。この少しのために集まるフィンランド人の方々がなんだか可愛かったです。