Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

ヴィリニュス大学
2022年12月号 国際学部 Y.Y

治安、危険を感じたこと、トラブルについて

リトアニアの首都、ヴィリニュスの治安については日本と比較してもかなり良いと思います。大学では、荷物を机の上に残したまま退席する人はよく見かけます。海外でよく耳にする、道端でのスリもリトアニアでは聞いたことがありません。さらに、感じた事としては、リトアニアの人々は夜に外で活動するのが多いという印象でした。特に冬の朝は9時前にやっと日が出てきて明るくなるので、朝早くから外に出ている人は少ないです。その代わり、夜は12時を過ぎても街中を歩いている人は多く、一人で歩いていても危険を感じることは全くありません。ただ、日本と比べると、ホームレスの人々が多いと感じます。スーパーマーケットの側で、お金を要求されることがあります。トラブルについては、外国で暮らす以上、沢山存在しますが、リトアニアでの大きな問題としては、言語の壁です。リトアニアの公用語がリトアニア語である為、町中での表記などは全てリトアニア語で書かれています。そのため、英語圏の留学先と違って理解するのに時間がかかることがあり、場合によっては分からないままの時もあります。リトアニア人は基本的には英語を話すことは出来ますが、平均して若者に限ることが多く、年配の人々は英語を話せないことがあります。この弊害としては、お店では英語で話しかけると少し、困ったような顔をされることがあり、稀に話を聞いてもらえないこともある為、少しでも来る前にリトアニア語を勉強しておけば、馴染みやすくなり、快適に暮らせると思います。

 

リトアニアのクリスマスマーケット

ヨーロッパと言えば大きなクリスマスマーケットが有名です。本場である、ドイツやオーストリア程大きくはないのですが、毎年、大きなクリスマスツリーが街の中心に飾られます。周辺に屋台なども出店しており、リトアニアならではの工芸品や食べ物もあります。今回のクリスマスマーケットはこの数年間のコロナの影響により屋台などは半分以下に減ってしまいましたが、十分楽しめる程の規模です。その他には、不定期でコンサートやショーが野外で開催され、無料で見ることができます。

ここヨーロッパではこのようなクリスマス体験ができる一方で、クリスマス間近になると、エラスムスで留学している人たち(ヨーロッパ各地からの留学生)が自分たちの国に帰ってしまいます。この頃になると、授業もほとんど終わり、テストなども終了している人もいます。そのため、約半年間一緒に勉強した友達とはここでお別れすることになります。私の友達もクリスマス前に帰ることになり、最後のお別れをしました。たった半年とは思えない程、仲良くなった友達との別れは本当に悲しかったです。この半年でのたくさんの思い出を振り返ることが出来るのもクリスマス間近の醍醐味です。