この留学を振り返って
留学生活を振り返って、トータルで見るととても楽しく、価値のある経験ができたと思いますが、はじめの2ヶ月間はただの地獄でした。正直、日本で勉強してきた英語は確かに後半は役に立ちました。しかし、実戦という面では経験が少なく、留学当初は会話も成り立たないレベルでした。国際豊かななまりでリスニングは皆無でしたし、スピーキング力も無いため会話ができませんでした。そこで、とりあえず伝えてみる話してみることを心がけて生活をしていました。この期間が本当に地獄のようでした。相手には多大なる迷惑を掛けている感覚や人とまともに話すことが出来ないストレス、なれない海外生活、日本人は一人もいないなど、精神的に苦痛でした。しかし、2ヶ月経ったぐらいに気付いたら会話が成り立つようになりました。そこからは、楽しい留学生活が待っていました。この地獄の期間を抜け出した後の感動は今でも忘れられないです。
留学経験をどのように活かすか
この留学で海外で戦っていく自信が少しついたと思います。私は、研究者として就職しているため研究することを主にして働くと思います。しかし、研究の論文は英語で書かれていますし、国際学会や海外の学会でしか得られない情報があると思います。また、海外の会社と共同研究することや、売り込むことも多々あると思います。研究だけする人ではなく、そういった場所でも活躍できるような人材に一歩近づいたのではないかと考えています。海外で地獄に落ちたような経験をしたからこそ、人よりも自信を持って、会社の代表として海外に行けるような人材に近づいたと思います。上記のような人材になれるように、留学経験を活かしていきたいと考えています。