①日本から日本から持ってきてよかったもの
日本から持ってきたものとしてよかったと感じるものは、市販薬です。私は体調管理には自信があったのですが、スペインでは環境の違いもあり度々体調を崩しました。そのたびに日本から持ってきた市販薬に助けられました。特にバルセロナの気候の特徴として日本と比べて湿気がなく乾燥しているので、喉に効く風邪薬を持っていくことは大事だと思います。また、日本から、持ってきた洗濯ネットも非常に役に立ちました。寮にある洗濯機は日本のものと比べてパワーが強いので、傷みやすい服や下着等を洗濯するときは必須だと思います。また、冬用の下着ももってきた方がいいと思います。バルセロナにも日本のファストファッションメーカーの支店はありますが、日本と比べてあまりにも高価なので、日本で改めて準備しておくことをお勧めします。
逆に持ってこなくてよかったと感じるのは調味料などの消耗品です。バルセロナには日本人向けのアジアンマーケットがいくつもあり、相当マイナーな調味料ではない限りは多少、高価にはなりますが、手に入れることができます。醤油や味噌といった一般的な至っては一般のレストランでも手に入れることができるので、重量のある調味料は、よほど不安がない限りは必要ないと思います。
②冬休みの過ごし方
バルセロナ自治大学では期末テスト後に休み期間が生まれます。人によって、長さは異なるのですが、大体2週間から一か月ほどです。私は、この期間を通じて、スイスとギリシャに二度の一人旅を行いました。もともと一人旅には興味があり、これまでも、スペイン語圏では何度か行ったことがあるのですが、今回はどちらもスペイン語が通じない地域であったため、非常に新鮮でした。今回はその感想について、簡単にですが、報告したいと思います。
まず一か国目のスイスについて、スイスは物価が非常に高い国で、日本と比べると何もかも高価であったため、外で食事を行うことはほとんどできませんでした。ですがアルプス山脈に囲まれた景色は非常に素晴らしく、人々も親切で治安も素晴らしかったです。特にスイスの山々や湖を眺める、高山鉄道は非常におすすめです。今回私はスイストラベルパスという約200スイスフランで購入できる旅行パスを利用しました。このパスは高価ですが、スイス国内の電車、バス、フェリーのほぼすべてで利用することができます。また、かなりの数の博物館も無料で入場できるのでおすすめです。また、スイスは公用語が4つあり、地域によって使用する言語が異なり、各都市の特徴も異なるのが非常に興味深かったです。
次に二か国目のギリシャについて、ギリシャはヨーロッバの東南に位置する国で、逆に物価は非常に安価でした。人々は非常に親切ですが、街中の落書きの数が非常に多く、治安はお世辞にも良いとは言えませんでした。ですが、やはり、パルテノン神殿をはじめとした古代ギリシャの遺跡の迫力は素晴らしく、歴史を感じることができました。今回、私はアテネとミケーネという都市を訪れたのですが、コリントスやメテオラ、クレタ島など、数多く訪れることができなかった遺跡があるのでもう一度訪れたいと思える場所でした。また、ギリシャはシェンゲン協定内の国ではあるのですが、アジアとの境にあるからなのか、入国の手続きが他の国と比べて厳しかったのも印象的でした。
今回は二つの国を訪れた感想について述べましたが、やはり、日本から旅行するのと比べると非常に安価で旅行できるのがヨーロッパ留学の魅力だと思います。そのため、長期休みは積極的に旅行するのをお勧めします。
スイスのユングフラウ三山
ギリシャ、アテネのパルテノン神殿