Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

ヴァーサ大学
2023年 5月号 国際学部 B.S

この留学を振り返って

まず一言、絶対に言えることは、フィンランドに更にズブズブに恋をしてしまいました。留学を通して、ハイライトしたいことは自分自身のことをもっと知れた事です。新しい環境でコンフォートゾーンから離れて新しい出会いや経験を通し、新たな価値観が生まれました。例えば、日本では実家暮らしで片道2時間半かけて深草まで通学している人間が、ヴァーサで違う背景を持ったフラットメイトと一緒の屋根で住み、キャンパスまで徒歩20分で通学したこと/日本ではドライブが娯楽の時間だったのが、留学生活中では、サウナとパーティに変わったこと等。

もちろん嫌な経験も数回ありましたが、結局はそういった経験も含め、自分の価値観がアップデートされていくんだなという気づきもありました。私はこれまで、オープンマインドで人のマイナスな部分は見て見ぬフリしようという考え方を持っていましたが、この留学を機にこの考え方はガラリと変わりました。この変化については、ある意味こんな変わり方して良かったかもなと思っています。今まで、大学受験もそうでしたが、割と熱い思いもなく適当に人生を歩んでいた側の人間でしたが、おそらくこれを変えたtipping point がこの留学だと思います。大学受験を例とすると、5教科の中で英語がなんとなく得意、だけど、翻訳/英語教師/文学には興味が一切ないから、英語をツールとして使うGS学科のようなところに出願し、たまたまここにきたというケースでした。面白いことが、GS学科の受験方法は、面接で、志望理由を言うために高校生の頃から希望の留学先はフィンランドのヴァーサ大学ということは決めていました。だから、数年前に自分が言ったことが現実になり、またpricelessな経験になったことを不思議に思いつつ、幸せ噛み締めております。仏教の思想で習う「縁起説」を実体験したような感じもしました。留学に行ったこと自体(良い経験/トラブル関連も含め)、全て未来には自分の糧になると思い知らせました。だから、万人に通用する、どこどこの〇〇大学が一番いいとか正直ないと思っています。結局、人それぞれ違うシチュエーションに直面するし、それにどう対応するかも人によってばらつくし、その後その経験をどう活かしていくかも人によって全く異なるので。この留学経験は、私にとって価値観/キャリアにおいてとんでもない変化をもたらしてくれました。また、様々なサポートをしてくださった親/親友/GSの先生方/現地の友達みんなに感謝の気持ちでいっぱいです。

留学経験をどう活かすか

この経験はこれからのキャリアにおいて考慮せざるを得ない要因になりました。授業とフィンランドでの生活を通して、国の政策について興味を持ち始めました。ある時期、今日の社会について考え出して、私の家族を例に社会のシステムに呆れて病みました。そういった経験も通して、将来、職として目指したいものが具体化されたと思います。そして、自分の中で人生生きていく上での優先順位がよりしっかりと形成されたことにより、理想の日々を送れるようこれからの進路を検討する予定です。また、この留学体験で得た知識を用いて、学部生の研究で活かし、その後の進路と触れる内容のものを作成する予定です。

この留学を経験できたこと、多文化な人脈が広がったこと、新しい文化に触れられたこと、全てが周りの人間が支えてくれたことその実現ということを忘れず、感謝の気持ちを常に持つ姿勢で人生歩みます。

私の中のヴォキャブラリー「悟り」という名の人生の教訓をとんでもなく経験できたのがこの留学でした。それらの悟りをしばらくの間は頼りつつ、人生の山たちを乗り越え、前向きな姿勢でこれからの人生のステップたちを踏んでいきたいと思います。そして、できるだけ平和なマインドでトラブル/困難をフルボッコします。

 

 オーバーオールが重すぎて着用して帰国

 9月に見れたnorthern light

太陽の存在の偉大さのあまりに毎日sunset hunting