<現地の学生、友人について>
今回は現地の学生、私の友人関係について紹介します。まず、現地の学生についてですが、台湾人は日本人と比べると、気さくでフレンドリーな人が多いように感じます。そのため、友達は比較的できやすいです。また、台湾では日本は人気があることから、日本人に興味を持って話しかけてくれる人も多いです。しかし、大葉大学では英語学科の学生以外ほとんど英語が通じないため、英語学科や日本語学科の人以外の友人を作るには自然に中国語が必要になってくると思います。
台湾に来たばかりの頃、私も何度か台湾人の学生に話しかけられたことがあったのですが、中国語が聞き取れず上手く答えられないことがありました。そのため、前期にできた私の友人は英語が話せる台湾人か、他の国から来た交換留学生、正規留学生がほとんどでした。
しかし、私が台湾に来て半年が経ち、台湾人と中国語で会話する機会が多くなり、台湾人の友人も増えました。台湾人はみんな優しく、よくお勧めの場所や食べものを紹介してくれたり、バイクで実際に連れて行ったりしてくれます。また、中国語で分からない単語や、発音があると親身になって教えてくれるので一緒にいるだけで勉強になり、非常に助かっています。また、私の台湾人の友人は日本語学科の学生が多いため、私が日本語を教えて、友人から中国語を教えてもらうこともよくあります。このような相互で互いの言語を学ぶという経験は今まで行ったことがなかったため、非常に新鮮で毎回楽しいです。
〈中秋節〉
中秋節とは旧暦の8月15日に行われる十五夜の満月を愛でながら、秋の豊作を祝う日で日本では「お月見」として知られています。この中秋節は中国で「春節」「端午節」と並ぶ三大節句として知られ、盛大にお祝いします。台湾も同様でこの日になると至るところで花火を上げたり、BBQをして家族や友人で集まって楽しんでいる姿が見られました。
私も大学の中国語センターの先生に誘われ、他の留学生の友人と共にBBQに行ってきました。先生のご家庭やその友人の方は、宗教的にベジタリアンで基本的に野菜しか食べることができないため、今回は生まれて初めての野菜のみのBBQでした。野菜のみということもあり少し不安だったのですが、トウモロコシやタケノコ、キノコなど一般的な野菜に加え、大豆やキノコ類で作られた鶏肉や牛肉、貝など様々な種類の食材が揃っており、お肉が無くても満足できました。
また、近所の人と喋っていた際に近くのお寺の方にお参りに誘われ、礼拝の儀式を間近で見ることができ、一緒に拝んできました。複雑な中国語で何を話しているのかはさっぱり分かりませんでしたが、礼拝の後お寺の方から沢山の果物や中秋節の日に食べる月餅というスイーツも頂き、その後は花火を間近で見ました。下記に写真を載せているのですが、見て分かるように花火がとにかく近いです。実は台湾では、プロが上げるような花火を普通に買うことができ、そのまま個人で上げることができます。どれも奇麗で良いのですが、プロが上げているわけではないため、花火が地上からかなり近いところで爆発し、非常に怖かったです。色々盛沢山な一日でしたが、個人的にこれが中秋節一番の衝撃でした。
ではまた、来月号で!再見👋